マガジンのカバー画像

おどりのようなもの

面白かった本や記事、関心のあるメディア、よかったイベントなどについて、身辺雑記のかたちで記録しています。気楽に読んでもらえたら。
このマガジンを購読すると、平均月3回程度いろいろな記事が読めます。過去記事もすべて読めます。ジャン… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

#レトリカ

適度な解呪?

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

『Rhetorica #05』のためのプレゼン大会の記録

年内にレトリカの新刊を発行するためにいろいろ作業を進めている。今号にはわりと大きめの企画として、コンテンツをレコメンドするコーナーがあって、まずそこから動かし始めた。準備の第一段階として、昨日の夜に自分がレコメンドしたいものをプレゼンする会をやった。 これまでの制作では、重要な局面に合宿をやってきた……というか、正確には、合宿をやることで重要な気配が漂うようになり、その推進力で一気に進捗を生み出してきた。合宿でやる勉強会やプレゼン大会は、バイブスと内容的な詰めとが同時に高ま

勢いと管理の共存──小さな集団とガバナンス(後編)

前編では、レトリカという小集団の活動の内容や、その前提になっている制作・福祉・真顔という3つの機能について書いた。ここからは、この活動を続けていくうえでガバナンス(統治)が必要になってきたという話と、いま検討しているその具体的なありようについて書ける範囲で説明する。 小集団のトラブル、ありうるケース前編である程度活動内容について書いたものの、ガバナンスを機能させる必要がある具体的なケースがイメージできない人も多いと思う。というわけで、ありうるシチュエーションを下記に箇条書き

制作・福祉・真顔──小さな集団とガバナンス(前編)

この記事は後編とあわせて、2012年に活動を開始したレトリカという小さな同人集団のガバナンス(統治)について考えるものである。こんなことを考えているのは、レトリカが活動開始から8年目を迎え、やっていることが多岐にわたるようになり、最低限の管理運営の仕組みをつくるタイミングになってきたからである。 制作・福祉・真顔小さな同人集団のガバナンスというメインテーマに入る前に、まずレトリカの現在の活動を振り返りたい。やっていることを分類すると、およそ制作と福祉、真顔の3つの側面がある

終わった、なんてことはないし

ゲンロンカフェのイベントのあと、城二と次のレトリカに関する話をした。ある人物や集団がエッジから後退する、それを嫌味な人が「あいつ終わったよね」とか言う。そうして「いなくなった」人々は、どうしたら「戻ってくる」のだろうか。

集団とメンテナンス──再び集い、つくるために

Rhetorica#04刊行記念トークイベント「暴露」(2019.01.27)配布のレジメを編集のうえ再録。 人が集まって闊達に集団制作している場や共同体(≒棲家)では、たいてい次のようなことが起こっている。なんとなく気が向いたときに集まる。みんなで重要な出来事を経験する。ときどきそのエピソードを語り直す。最近アツいと思ってることをざっくばらんに話す……。こうした出来事がそれなりに連続するためには、どのような条件が必要なのだろうか。 不可視の“メンテンナス”

身辺雑記(2018年12月下旬)

みなさまあけましておめでとうございます28歳になりました……という段階も遥か遠くに過ぎ去り仕事も始まって一週間が経過。が、まず旧年の記録を……。レトリカ手売り日誌(年末編)です。 レトリカ手売り2日目(12/26)

身辺雑記(2018年12月中旬)

今年はクリスマス前からずっと東京にいた。下宿飯氏と太田君に津和野の仕事を託し、長期間上京していた(現在も東京にいる)。目的はひとつ、レトリカの新刊『Rhetorica#04』の手売りをするためだ。その記録をまとめておく。まずはクリスマス編。年末編は年が明けてから更新するつもりです……。 ゲンロン総会に参加(12/22)

Rhetorica#04で執筆・編集した記事14本

ようやっとレトリカの残り半分(ver. 1.0)を出すことができた。箱やら帯やら諸々の印刷物すべて校了(こちらはほとんど太田くんの仕事だけど)。通販も開始してます。ぜひともゲットしてほしい。 それにしても、今回は単純に触ってる原稿が多かったこともあって、本当に大変だった。掲題通り計14本。作業中に勇気づけられたのは、残り半分をつくっているときに、最初の半分(ver. 0.0)の感想が結構ネットに出てきて、その数も評価もわりといい感じだったことだ。もしこれで評判が悪かったら、

忘年会をやるよ

毎度更新が空くたび心身の調子を崩していたと書いているように思えていて悲しくなるのだが、事実として今回もまたそうなのであった……。くよくよしていても仕方がないと思える程度に元気なので本題に入ると、タイトル通り、忘年会をやるよって話です。

Rhetorica#04 ver. 0.0の「巻頭言に代えて」

このnoteがぼくにとって圧倒的にホームなのだけれど、相変わらず更新が不安定でごめんなさい。なかなか家に帰ってこない放蕩息子みたいな振る舞いはそろそろやめにしたいと思っているのだが。 つい先ほどレトリカの新刊告知記事をアップした──noteをなかなか書けていなかった理由も、レトリカに脳みそをほとんど乗っ取られていたことと、それで体調も崩したことが大きい。今回も自信作なので、完成させることができて嬉しい。ぼく個人で言うと、いままでで一番テキストを書いているのではないかという感

37歳理論

37歳理論。それは、最近レトリカ民の一部で流行している謎の年齢カウント手法だ。レトリカ西東京支部のジョージ(カバー画像に映っている男性)が、この奇妙な算数を提案した。 やり方はしごく簡単である。37歳以下の人間が、いますぐ自分の年齢を37歳にすること、そして、そのまま37歳までずっと37歳に据え置くことだ。 ──このジョージという男、37歳になる以前は29歳だった。19歳のとき、彼は自分の人生が今後10年ほとんど変わらないであろうと悟り、次の瞬間、ただちに自らを10年後に

次のレトリカと避暑

お盆に避暑(仮)というイベントをやった。三日間まるまるオープン前のシーシャ屋を借り、シーシャを吸ったり酒を飲んだりプレゼン大会をしたりしつつ、レトリカ次号への機運を高めていこうという趣旨の会だ。午後から次の日までひたすら宴みたいな感じ。下に当日の写真とフライヤーを貼った(写真はひでんが撮ってくれた、フライヤーはいつもどおり太田くん)。 終わってすぐどんな感じだったか書こうと思っていたんだけど、バタバタしていて書けなかった。この前後にも合宿を張っていて、全然休める時間がなかっ

バカンスについて

自分でもよくバカンスやってる。状況によってできる人とそうでない人がいるかもしれないけど、できる人はやってほしい。休もう休もう。 バカンス:意味不明のタイミングで有給を死ぬほど取ることで、バカンスを行う。超普通の平日にまるっと休むのが重要。完全な憂鬱になりきる前の、ちょっと調子が悪い人がやる。休みの時間で、あちこち行ったり友達と会いまくったり制作しまったりする。ときどき文章や写真、絵で記録をする。バカンスの間は、平日の昼でも気楽に、友人の昼休みとかとタイミングをあわせて飯を食