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おどりのようなもの

面白かった本や記事、関心のあるメディア、よかったイベントなどについて、身辺雑記のかたちで記録しています。気楽に読んでもらえたら。
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#本

読書リスト(2020年11月-12月)

まとめているのは元旦ですが……。11月と12月(12月はなにも読めていないが)に読んだ本とひとこと感想でござる。 山内祐平『学習環境のイノベーション』 よかった。ワークショップやらアクティブラーニングやらそういった類のものに興味ある人は言うまでもなく読んだほうがいいし、嫌いな人は食わず嫌いなだけなら読んだほうがいい。認識結構変わると思う。学習科学の本はもっと多くの人間に読まれるべきだ。 気になるところとして、OECD全ベットみたいな雰囲気は類書に漏れずある。ただ、OECD

石神俊大「HOME COMING-OLOGY 帰宅論序説 「帰ること」をめぐる6つの断章」『WIRED(ワイアード)VOL.38』についてのメモ

WIREDの新刊を読んだ。もてスリムこと石神俊大氏の論考「HOME COMING-OLOGY 帰宅論序説 「帰ること」をめぐる6つの断章」がおもろかった。 HOME COMING-OLOGY 帰宅論序説 「帰ること」をめぐる6つの断章 シェアサーヴィスやノマドの普及によって「家」の境界が曖昧になり、LCCの増加で国内外への移動障壁も下がった2020年。パンデミックの襲来で容易にできたはずの越境が阻まれ、旅行熱も高まるなか、いますべきことは旅と不可分にある「家路に着く」という

『Rhetorica #05』のためのプレゼン大会の記録

年内にレトリカの新刊を発行するためにいろいろ作業を進めている。今号にはわりと大きめの企画として、コンテンツをレコメンドするコーナーがあって、まずそこから動かし始めた。準備の第一段階として、昨日の夜に自分がレコメンドしたいものをプレゼンする会をやった。 これまでの制作では、重要な局面に合宿をやってきた……というか、正確には、合宿をやることで重要な気配が漂うようになり、その推進力で一気に進捗を生み出してきた。合宿でやる勉強会やプレゼン大会は、バイブスと内容的な詰めとが同時に高ま

筑摩書房創業80周年フェア(本日6/20まで!)で買った27冊のKindle本と、ちくま新書の思い出

本日6/20まで、創業80周年を迎えた筑摩書房が、イイ感じの新書(Kindle)を150円くらいで販売するという祭りを展開している。安値っぷりにびっくりしたんだけど、ツイッターがやたらバズったことにもびっくりした。 RTされたりリプライもらったりするなかで、どれ買えばいいかわからない的なツイートをわりと見たので、参考例ということで、自分が買ったものをまとめておく。 ※ なお、セールに入ってる本には、今回買ってないが既読で良書だったものもあります。しかし、それもやってるとキ

読書リスト(2020年3月-5月)

だいぶ空いてしまった。自由になるためにフリーランスになったのに、こういう記事を書けなくなってしまうのは本当にまずいことだと思う。今月から頑張って復帰したい。あと、今回から論文も含めてこの単位でまとめていくことにする。分ける理由がないと気づいた。 橋本治『ぼくたちの近代史』 彼が全共闘のコピーを書いた話が気になって買ってみた。この人の影響力は、正直いまから見ると理解しづらいところがある。枕草子を当時の女子高生風の言葉で訳した桃尻語訳とか中学生の頃に読んで面白いなあと思ったけど

読書リスト(2020年2月)

遅れすぎてるので、もうひとまず放流する……!!! ファム・コン・ティエン『深淵の沈黙』

読書リスト(2019年12月, 2020年1月)

年末年始分を一気にお送りします。このところ読んだ本はどれもおもしろかったから、振り返れてよかった。それでも二ヶ月分だと本当につらい気持ちになるので、絶対に毎月まとめなければならない……。 黒岩比佐子『編集者国木田独歩の時代』タイトルに偽りはなく、編集者としての国木田独歩に思い切りフォーカスを当てている本。独歩については、作家としてなかなか評価されず、その食い扶持というかつなぎみたいな感じでテキトーに編集もやってたみたいなイメージを持っていた。しかし本書を読むと、編集者として

読書リスト(2019年11月)

今月はちょっとしか読めず。論文とかは読んでるが今回は紹介しない。今後読んでるものが減りすぎたらいれるかも。 山本サトシ、日下秀憲『ポケットモンスターSPECIAL』(XY、ルビサファ、サンムーン)

読書リスト(2019年10月)

今月はいろいろ読みました。この1.5倍くらい毎月読めたらいいんだけどなあ。 『現代思想 2015年7月号 = いまなぜプラグマティズム』あんまりちゃんと読んでなかったので改めて読む。石田正人「プラグマティズム暗い背景──C・S・パースの場合」が本当に素晴らしかった。今月で一番。文章の真ん中あたりまでで整えられた枠組みを使って、後半は一気に文芸批評していく構成。後半、特に下記の部分が良かった。プラグマティズムの探究の思想って鬱病と紙一重じゃんとずっと思っていたのだが、まさしく

読書リスト(2019年9月)

今月は結構いろいろ読むことができた。ちゃんと読んでないから10月に紹介しようと思ってる本もあるし。うれしい。 イ・ラン『悲しくてかっこいい人』

読書リスト(2019年6月-7月-8月)

こちらもサボりまくったのでやります。 ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ、本兌有、杉ライカ 『スズメバチの黄色』

テンプラ100本ノックやった

いつからだか忘れたが、都市・建築系の論文や座談会が載っている10+1 websiteの目次を全部見て、そのうち興味がある記事を100本読もうという謎の企画をはじめた。そして本日その100本読書が完了したので、ここにその全記事のURLをベタ貼りしておく。

読書リスト(2019年5月中旬-下旬)

真鍋昌平『闇金ウシジマくん』

読書リスト(2019年5月上旬)

月に一度、はてなブログに気になった本の情報をまとめている。「noteでもこういうのやってよ」と読者に言われたため、やってみます。 はてなはチェックしたものの羅列ですが、こちらでは実際に買ったり読んだりしたものに対する感想を書いておこうかと思います。わりと率直に書くつもり。 pha『夜のこと』