読書リスト(2019年10月)

今月はいろいろ読みました。この1.5倍くらい毎月読めたらいいんだけどなあ。

『現代思想 2015年7月号 = いまなぜプラグマティズム』

あんまりちゃんと読んでなかったので改めて読む。石田正人「プラグマティズム暗い背景──C・S・パースの場合」が本当に素晴らしかった。今月で一番。文章の真ん中あたりまでで整えられた枠組みを使って、後半は一気に文芸批評していく構成。後半、特に下記の部分が良かった。プラグマティズムの探究の思想って鬱病と紙一重じゃんとずっと思っていたのだが、まさしくそれなという感じだった。

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