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おどりのようなもの

面白かった本や記事、関心のあるメディア、よかったイベントなどについて、身辺雑記のかたちで記録しています。気楽に読んでもらえたら。
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2020年6月の記事一覧

アジ文と向き合う(向き合わない)

インターネット上でアジ文っぽい文章が人気になったのって、ここ何年くらいの流行だろう。あんまりいいものだと感じていないので、具体的なリンクとかは貼らないから、抽象的な話になってしまうと思うけれど、少し書きたい。 さて、ここでアジ文というのは、まさしく活動家のアジ文そのものから、政治家のマニフェスト、展示の告知文、雑誌の巻頭言……といったような形態の文章である。考えや分析は控えめで、自分の活動を激しい表現で宣伝し、未来へのぼんやりした期待を添える──その期待は、あるいは祈りは、

筑摩書房創業80周年フェア(本日6/20まで!)で買った27冊のKindle本と、ちくま新書の思い出

本日6/20まで、創業80周年を迎えた筑摩書房が、イイ感じの新書(Kindle)を150円くらいで販売するという祭りを展開している。安値っぷりにびっくりしたんだけど、ツイッターがやたらバズったことにもびっくりした。 RTされたりリプライもらったりするなかで、どれ買えばいいかわからない的なツイートをわりと見たので、参考例ということで、自分が買ったものをまとめておく。 ※ なお、セールに入ってる本には、今回買ってないが既読で良書だったものもあります。しかし、それもやってるとキ

ラジオをはじめた

やりたい、やらないといけない、やりたい、やらないといけないを一年くらいずっと繰り返していたラジオ「スリープオーバー・ラジオ」をついに始めた。とりあえず登録しておいてくれたら嬉しいです。 もともとラジオは何回もやったことがあるし、自分なりにアマチュアのテキトーなレベルであればノウハウを持っているという自負もあった。それにもかかわらず、本当に本当に始めるまで時間がかかってしまった。 一年経っても企画が消えずなんとか公開できたのは、ジョージの進行管理能力がめちゃくちゃ高く、ウザ

外部キーボードを取り入れたり、尊師スタイルを採用したり、ちゃんとした姿勢で座るようにしたり、デュアル・ディスプレイを真面目に使ったりして最高になった

最近知的生産っぽい話をいろいろ書いてるが、アプリとかそういうのでなくて、ハード面も変化させた。きっかけはみつばさんにキーボードをもらったこと。超うれしい。いただいたのは、HHKBのPFU Happy Hacking Keyboard Lite2。 地獄から天国にこのキーボードをちゃんと使ってみようと思った最大の理由は、昨年ぼくが買ってしまったMacBook Air(2019)にのっているバタフライ構造のキーボードが本当にひどいからだ。 ここ数年のマックを少しでも調べればわ

読書リスト(2020年3月-5月)

だいぶ空いてしまった。自由になるためにフリーランスになったのに、こういう記事を書けなくなってしまうのは本当にまずいことだと思う。今月から頑張って復帰したい。あと、今回から論文も含めてこの単位でまとめていくことにする。分ける理由がないと気づいた。 橋本治『ぼくたちの近代史』 彼が全共闘のコピーを書いた話が気になって買ってみた。この人の影響力は、正直いまから見ると理解しづらいところがある。枕草子を当時の女子高生風の言葉で訳した桃尻語訳とか中学生の頃に読んで面白いなあと思ったけど