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おどりのようなもの

面白かった本や記事、関心のあるメディア、よかったイベントなどについて、身辺雑記のかたちで記録しています。気楽に読んでもらえたら。
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2019年10月の記事一覧

読書リスト(2019年10月)

今月はいろいろ読みました。この1.5倍くらい毎月読めたらいいんだけどなあ。 『現代思想 2015年7月号 = いまなぜプラグマティズム』あんまりちゃんと読んでなかったので改めて読む。石田正人「プラグマティズム暗い背景──C・S・パースの場合」が本当に素晴らしかった。今月で一番。文章の真ん中あたりまでで整えられた枠組みを使って、後半は一気に文芸批評していく構成。後半、特に下記の部分が良かった。プラグマティズムの探究の思想って鬱病と紙一重じゃんとずっと思っていたのだが、まさしく

有料会員・コミュニティ・理念

ツイッター終了のお知らせ的な話がたくさん出てきているので、この機に乗じていろいろと宣伝をした結果、noteの購読者が少し増えた。よろしくおねがいします。もうnoteを始めて1年半が過ぎたけど、購読してくれっていう宣伝をするのは未だに罪悪感がある。オンラインサロン的なものへの抵抗感が拭えないのだ。 「コミュニティ」は直接売られてはいけない。まず「コンテンツ」が売れ、それを好きな人がなんとなく繋がっていくのを「サポート」するというかたちを取るべきだという古典的な気分がいまでも強

身辺雑記(2019年10月中旬)

10月20日(日) 数少ない成長産業 クイックジャパンの新刊『クイック・ジャパン146』の後半で、ずっとウダウダ言ってる喪の話を少しやれた。テーマ特集「Homeful 偏在する「家」の未来」内、tomad氏と松本との3人の座談会内。 「エンディング産業」は国内の数少ない成長産業だというようなことが書いてある記事が松本から送られてきたので読む。少子高齢化という言葉の薄く広がる憂鬱な気分は、この気分で商売をしている人にとっては活況だ。日本人はこれからどんどん死んでいくから、当然

身辺雑記(2019年10月上旬)

10月最初の更新。遅くなっちゃった。寝る前にツイッターに連投して消すのが日課になっており、その連投こそがnoteを書くための下書きみたいになっているのだけど、10月に入ってからその記録が面倒でテキストのコピペからスクショに切り替えた。その結果、テキストを最初からいじりはじめることができず、なんとなくやる気が起こりづらくなっていたように思う。少しの怠惰が大きいマイナスを生み出す……。