上にあげても解決しない「組織のもやもや」
何が原因かよくわからないけど、少しずつ業績が落ち始めたり、小さなミスが多くなってきたり・・・
組織にはいろいろと「もやもや」する現象が存在します。
見え方が違う
そうした困りごとの原因について、ある人は「為替変動が大きかったから仕方ない」という風に外部環境のせいだと言います。
またある人は「会社のやり方が古いからそろそろ限界なんじゃない?」と会社のせいにしています。
若手は「ちゃんと教えてもらえてないから無理です」と教育不足をうったえます。
経営者は「最近、どうも社員に元気がないようだ・・・」などと、モチベーション問題として悩みます。
みんなが困った状況にあることは同じように感じているのですが、その原因になるとどうも意見がバラバラになるのが「組織のもやもや」の特徴です。
立場や役割の違いで、同じ現象でも見え方や感じ方が異なるのは当たり前のことです。
それに向き合って、みんなで認識の「ズレ」をなくしていくことが大切なのですが、少々面倒に感じたり忙しさを言い訳に後回しにしたりしてしまいがちです。
上の判断をあおぐ???
また、「組織のもやもや」を解決(?)するためによく目にするのが「上の判断をあおぐ」という行動。
でも、上司に見えている原因(ぽいもの)は、部下の認識とは大きく異なる可能性が高いのです。
トップダウンの対策が、往々にして空回りしてしまうのはそうした理由です。
じっくり時間をかける
こうした「ズレ」を丁寧に「見える化」して、じっくりと「対話」で掘り下げて考えるのが「組織開発」のアプローチ方法です。
どんなに忙しくても、みんなで一度立ち止まって「もやもや」をじっくり考える時間を作ってみませんか。