見出し画像

川湯温泉についてとか

今日から札幌は夏休みらしい。
暑さの影響で昨年よりも夏休みが一週間延びて、冬休みが短くなるとか。
この融通が効く感じは九州にはない。

ということもあってか、札幌市内発の室蘭行き高速バスは混んでいる。
空席は10くらい。

これから毎年宿泊する常宿的な場所に向かう。
とても楽しみだ。

宿といえば、日経紙で川湯温泉の記事を見た。
土地の整備を進めており、リゾートホテルを誘致するらしい。
星野リゾート系に決まっているとか。
なんだか残念に思ってしまった。
川湯温泉には一泊したことがあるが、すぐ近くにダイナミックな自然があり(横断歩道を鹿の親子が渡りバスは当たり前のように一時停止するとか、鹿のフン溢れる森、山、湖)、温泉も魅力的だった。
その知るひとぞ知る寂れてるけども豊かな温泉が、一気に大衆化していく感じ。
日本の資源を食い潰されていくイメージを持ってしまう。
大勢が押し寄せて、人口密度が高まり、窮屈感がありそう。
既存の宿と共存できるのか。
とか、色々考えてしまう。

一方で、需給共に流入がないと維持困難であるのも間違いないだろう。
むしろ川湯温泉という資源を守っていくためには、こういった政策は必要なのかもしれない。

いや、そもそも少しずつ川湯温泉を人から自然の手に返していくことも良いかもしれない。
無理に維持しようとするからキツくなる。
人口減少に合わせて、人工物を壊して木を植える。
そして、そっと川湯温泉から離れる。
何十年何百年すれば、また豊かな森の一部に組み込まれるのではないか。
このあたりの自然は、そのくらいにはパワフルだ。
たまに、道路から温泉の湯気と硫黄臭を嗅ぐに留めるくらいでもよいのでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?