《遺書》

先に言っておくけど
僕は
愛でたいやつだからね
人よりもずっと
現実感が薄いし
今がどんなに
つらいというわけでもない
別に
後ろ向きではないさ
こんなの全部
自分のためなんだ

やっても
やらなくてもいい
恩着せがましい気持ちなど
微塵も
僕側にはない
存在しないんだ
なにもかも
自分のため

食べるのも
死ぬのも
生きるのも
君を好きになることだって
誰のせいでもない
僕のため
だといま思う

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