ヤセガマン

暗さを全く
感じさせないような
緩い言葉遣いで

死について
軽く語っちゃうような

ホントは
痛くも
苦しくもないはずなのに

誰も彼もが
経験していくコトガラ

平等は
時代と共に
また
カタチを変えてしまう

そんな人生を
嫌だったボクに
君は笑って
話しかけてきたけれど

君のはなしは
ほとんどが性の話で
ボクにはつまらなかった

なにがしたいのか
よくわかんないから
『もう諦めたら?』
と何回も勧めたけれど

君は
頑なに
ガンコに
痩せ我慢ばかり張っていた

ボクは
君って
不幸がスキなんだね
と思ったけれど

君が
可哀想
憐れだったから
ホントの事は言わなかった

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