見出し画像

【デザインの色色を語ろう】サッカー五輪日本代表の背番号は、見づらくない?

先日(3月)29日、強豪アルゼンチン代表に完勝した五輪日本代表。

そのユニフォーム、なかでも背番号の配色が気になりました。

識別しにくいのではないかと。

ユニフォーム発表時の公式サイトの写真は、照明がしっかりあたっているので、そんなに気にはなりませんが。

▼日本代表 2020 新ホームユニフォームを発表(日本サッカー協会・2019年11月06日)
https://www.jfa.jp/news/00023380/

今回の青と赤の配色は、色相(色みの違い)でいうと補色と対象色の中間くらいでしょうか。
簡単にいうと反対の(性質)色の組み合わせで、目立つ色同士の組み合わせです。

目立つ同士なんで、近くに配置すると、目立つというより見づらくなってしまうことも多いのが特徴です。

今回のユニフォームは、青のベースに赤の数字をのせているので、特にわたしのような中年は識別しづらい。

識別しづらい場合は、数字に白のフチをつけたりして、工夫を施すのですが、今回は若干ついているかな程度で、白フチがそこまで効果的に働いているとも思えませんでした。

選手たちは若いけれど、監督は50代というし、見えるのかなと。

実際中継では、(北九州の)スタジアムの照明が若干暗かったこともあって、結構(私は)みづらかったですが。

中継をご覧になった方は、いかがだったでしょうか。

と、ここまで書いていたら、同様のことが既に2019年のサッカー専門サイトでも取り上げられていました。

▼日本代表新ユニフォーム男子お披露目も…背番号が見えず、海外中継困難か。スカウティング対策も有効?(フットボールチャンネル・2019年11月14日)
https://www.footballchannel.jp/2019/11/14/post347968/

ただこの記事では、意識的に識別しづらくしているのではないか、というような記事内容でした。

意図的だとは、デザインする側からすると、全く予期しなかったです 笑

真相はわかりませんが。

一方で、対戦相手のアルゼンチンのユニフォームは、伝統の青のストライプに、背番号は濃紺。書体はフーツラのようなイメージで判別しやすく、デザインもとてもカッコよかった!

日本のユニフォームのコンセプトは、「日本晴れ」ということのようだったので、もう少しシンプルなデザイン、配色でもよかったかなと思いました。

皆さんは、どんな印象だったでしょうか。

最後ですが、(鳥栖サポなので)ビースト・林大地の先制ゴールには涙しました!


あさからデザイン塾では、色についても完全オンライン・少人数形式で学んでいきます。興味のある方はぜひご一読ください。
【受講生募集】あさからデザイン塾・基礎編A土曜版
第3回:前編 5月15日(土)座 学:色
第3回:後編 5月29日(土)ワーク:色
(詳しくは公式サイトへ)
https://design-start.net/2021/03/06/recruit-202104basic-edition-a/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?