アートボード_1

特別な才能やスキルを必要としない起業って何だろう?

そういう疑問にぶち当たった時に「凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。」という本に出会いました。

読み終わったので、心に残ったフレーズ等を引用しつつ振り返りをしたいと思います。

「つくりたいものをつくるよりも、時代に乗ることのほうが大切だ」

「つくりたいものをつくるよりも、時代に乗ることのほうが大切だ」、そして「最高のものである必要はない。成長市場で誰よりも先にやるとうまくいく」でした。この経験が、のちのぼく自身の起業でも大いに役に立つのです。

小原 聖誉. 凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.171-173). Kindle 版.

プロダクトやサービスにおいて、自分が作りたいものを作るというのは多くの場合に失敗に終わります。何故なら、他にそのサービスを使いたいと思う人や同じ悩みを抱えているがいるとは限らないからです。それは「リーン・スタートアップ」や「起業の科学」等の本で何度も書かれていました。

そうではなく、自分や身の回りの課題をすくい上げ、インタビューを重ねるごとに顧客の課題のインサイトを見つめることで、本当の課題が見えてくる。それを解決するプロダクトを作ると良いとされていました。

それに加えこの本では、「成長市場で誰よりも先にやるとうまくいく」と言っています。成長市場の良いところは、どんどん市場が大きくなっているので、自ずとプロダクトも伸びていくだろうし、VCや投資家から資金が集めやすいでしょう。

成長が見込めない既存の市場では、先行者とのパイの奪い合いです。よほどのイノベーションやその業界での知見がないかぎり、大企業との資本力での勝負になってしまい、押しつぶされてしまうでしょう。

ポイント
成長市場で最速でやる
ニッチな市場で圧倒的なシェアを取る
・自分が作りたいものではなく、顧客が欲しいもの

「できるだけバットを短く持ってヒットを打つ」

1社目の起業ではホームランを狙って大振りするのではなく、できるだけバットを短く持ってヒットを打つ、少なくとも出塁することが大事です。凡人ですから、バットを短く持ち、ボール(チャンス)が来たら着実に当てていく。それで実績が出てきたら、好きなことをするために会社を大きくするのもいいですし、あるいは売却して2社目を起業して好きなことをやるのもいいでしょう。

小原 聖誉. 凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.215-218). Kindle 版.

起業を考えると、ついつい大きい勝負(ホームランを狙う)をしてしまいがちですが、1社目からそれをするのはどうなの?って話です。スタートアップは毎年たくさん生まれていますが、生き残る確率はかなり低い・・・。

けど、よく考えて欲しいのですが、野球って別にホームランを打たなくても試合に勝てますよね。どんなに三振しても諦めずにヒットさえ打ってしっかりと失点を押さえていれば、試合には勝てます。

家入一真さんもよくおっしゃっていますが、諦めずに「バットを振り続ける」ということが、起業家にとって大事なことです。

「完璧なものをつくって遅れるより、8割でいい」

完璧なものをつくって遅れるより、8割でいいので「これでいける」というものを出して先行者になったほうがいい。

小原 聖誉. 凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.224-225). Kindle 版.

普通の企業で受託みたいなことをしていると、この考えにはびっくりすると思いますが、これはとても大事なことです。

まず、完璧なものを作ろうとすると時間がかかります。8割ぐらいの完成度でよければ、かなり良いペースで製作できますが、8割から10割の完成度にするのにとても時間がかかります。

↑僕が完璧を目指さずに、作った図w

あと、何故そんなに時間をかけてはいけないかというと、そもそもその方向性で合っているのかわからないからです。スタートアップが考える課題やソリューションは全て仮説です。正しいとは限りません。だからこそ、最短で作り、カスタマーからのフィードバックを元に正しい方向へと進んでいくのです。

バッチサイズは小さい方が良いです。

「株主と毎週同じ曜日・時間に打ち合わせを行って自分から報告」

株主と毎週同じ曜日・時間に打ち合わせを行って自分から報告をしていました。ぼくは三日坊主ですから、報告タイミングが月次になってしまうと仕事の手を抜くリスクがあります。

小原 聖誉. 凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.297-299). Kindle 版.

逃げられない環境に身を置くってすごく大事ですよね。三日坊主の自分も色々と工夫をして、自分が逃げないようにしています。

例えば、自分だと2つあります。

・月会費を払ってジムにいく
・毎週日曜は仲間と集まってプロダクトを進める

運動したり外に出たりすることは大事だとわかっていても、機会がないと中々しないので、精神的なトレーニング、身体的なトレーニングを兼ねてジムに行っています。家では続かなかった自重トレーニングでしたが、会費を払うことにより半ば強制的に行くことで、継続できています。

今、仲間と少しずつですがプロダクトの検証を進めています。皆仕事をしながらの週末起業なのでフルコミット程の進捗はないですが、日曜日は絶対集まって進めると決めてからは大分皆の士気も上がったし、よく進むようにはなりました。(もちろん平日夜等も進めてはいます!)

まとめ

他にも感銘を受けたことや、モチベーションが上がった箇所はたくさんありましたが、続きは本でご確認ください!



シェアしていただけるだけでも励みになります!