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参考になった英語学習法と考え方

私はハードウェア系のエンジニアをやっているため、英語で書かれた技術ドキュメントを読んだりする機会はそこそこあります。しかし、英会話する機会は全く無いため全然喋れないことが悩みです。

海外の方と英会話できるようになるため(あわよくば外資系企業に転職したい)、2024年8月から一念発起して英語学習を始めました。周りにネイティブの方などいないため、英会話の書籍を買って、本の中の例文を声に出すということを1ヶ月続けてみました。本に書いてある例文をスラスラ読めるようになってきましたが、「ただ英文を読んでいるだけ…」ということに気づいてしまいました。何か言われたら何かを返す、という瞬発力が身につかないと思いました。

そこで英語の学習法を見直そうと思い、牛尾剛, 「ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法」, 日経BP社, 2014
を読みました。とても参考になったので、重要なところを抜書きしました。


赤ちゃんが学ぶプロセス

最近の勉強法に共通しているのは、「赤ちゃんが言語を覚える自然な方法」と同じ方法を採用しているという点である。結局のところ、人間にはそれが最も効率がよいのだろう。

優れた英語勉強法に共通する5つの原則

  1. サウンドファーストの原則

  2. ダイレクト理解の原則

  3. スピーキング中心の原則

  4. コンテキスト理解の原則

  5. 選択と集中の原則

原則1 サウンドファーストの原則

一つひとつの音を聞き取って、発音できるように『音』を学ぶことが英語学習の第一歩である。

原則2 ダイレクト理解の原則

英語を日本語に翻訳して考えずに英語のまま理解する

原則3 スピーキング中心の原則

ネイティブの発音やイントネーションをひたすら真似る

原則4 コンテキスト理解の原則

コンテキスト(状況)とともに、生きた英語をひたすら大量にインプットする

原則5 選択と集中の原則

身につける範囲を広げず、目的に合わせて絞り込む

英語脳育成ステップ

レベル0:100%日本語脳の状態
レベル1:【英語耳】クリアに聞こえるレベル
レベル2:【英語耳】個別の音が理解できるレベル
レベル3:【英語舌】ネイティブっぽい発音とイントネーションができるレベル
レベル4:【英語脳】英語脳起動、ダイレクトに理解・貯蔵可能なレベル
レベル5:【英語耳】多様な発音を理解できるレベル
レベル6:【英語脳】文化をダイレクトに理解できるレベル
レベル7:【英語脳】英語脳、日本語脳が共存するレベル


学習プロセス

  1. 英語脳の獲得

    1. 個別の発音の聞き取り

    2. 単一CDの聞き込み

    3. ディクテーション/発音確認

    4. 音読

  2. レスポンスボキャブラリの強化
    多読

  3. 総仕上げ
    英英辞書/スーパーメモ
    英語で映画

参考文献

牛尾剛, 「ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法」, 日経BP社, 2014

参考文献内でオススメされている教材

Web/書籍「UDA式30音トレーニング」「英語はリスニング力で決まる!UDA式30音練習帳」
書籍「英語は絶対、勉強するな!聞き取り・書き取り用CD付」
書籍「Longman Literacy Land Story Street」
書籍「目指せ100万語!多読で学ぶSSS英語学習法」
英英辞典「Longman Dictionary of American English 4th Edition with CD-ROM」
映画「スクール・オブ・ロック」
書籍「アメリカ言語療法士が教える英語発音上達法」
アプリ「Anki」


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