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ちはやぶる神の斎垣【光る君へ第6回〜道長の文】


道長さま、そう来ましたか

漢詩の会で感情を抑えて歌に気持ちを込めました

お題は「酒」
まひろにも聞こえる中で歌が詠まれる

「菊花酒は杯に満ちているが、君をおいてだれと飲もうか。宮中の菊花を手に満たして、私は一人、君を想う…」


この漢詩の会のあと、まひろのもとに文が届けられる 伊勢物語からとってこの歌が

まひろ、嬉しくて切なくてたまらなかった
ですよね

ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし
恋しき人の みまく欲しさに

伊勢物語「神の斎垣(いがき)」 

どんなに高い垣根であっても
乗り越えて一目会いたい…
そういった気持ちが抑えきれずに文を送る

素敵だなぁ✨

でもまひろはその想いには応えられない
伊勢物語のように、恋しいのなら来てくださいとは言えない 神様が禁じていなくてもできない

恋しくは 来てもみよかし ちはやぶる
神のいさなむ 道ならくに

伊勢物語「神の斎垣」返歌


もうすぐ道長は妻を迎える
源倫子さまと知ったまひろの気持ちはいかばかりか
倫子さまは娘を生み、道長の出世に繋がる

まひろもまた夫を迎え、娘を授かる

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