結ばれなくとも愛しい人【光る君へ　第十六回　華の影】

「まひろ　しっかりいたせ！」

非田院で倒れたまひろを抱き上げ、
まひろ宅へ向かう
どんな想いが心中を駆け巡っていたのか

やっと会えたまひろが疫病にかかっている

「生まれてきた意味は…  見つかったのか」

まひろを見つめ、懸命に呼びかけます

「逝くな　戻ってこい！」

いまだけでも
いまだけでも側にいてやりたい
どうしても救ってやりたい
柄本佑さんの演技力も素晴らしく
深い愛情が伝わってくる場面でした

一晩中、懸命に看病する道長

そして峠を越した翌朝、
安堵する道長に為時が語りかけます

「されど大納言さまには、朝廷での重いお役目が
おありになりますでしょう
娘は我が家でみますので、どうぞお帰りくださいませ」


道長は大人になりました
どうにもならないことを理解しています

「わかりました…」

冷静に引くことができる

まひろの手に触れようとします
しかし　ためらいます

「大事にいたせ」

生きていてほしい
愛する人に生きていてほしいとの切実な想い

とても切ない場面でした

しかしながら、権力を手に入れつつある道長。
考えていくのではないか

どうしたら、まひろをそばに置けるかを

心ここに在らずして、倫子のもとへ帰るのです