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苛立ちと切なさ どうにもならないこと【大河ドラマ 「光る君へ」第11回】


どうにも相手のことが頭から離れない
道長とまひろ
恋仲であれば当然です

命やは なにぞは露のあだものを
逢ふにしかへば惜しからなくに

古今和歌集

命なんて露ほどのもの 
逢えるなら命など惜しくない…

道長から届けられた文を見返してしまいます

まひろの心中は複雑です
もし道長がやってきても寝たふりするしかない
と思っていたのでしょうか

君や来む われや行かむのいさよいに
真木の板戸もささず寝にけり

古今和歌集

この和歌を「起きていても寝てしまったことにする」と解釈。
もう会わない方がよい…自分の気持ちを救いたかったかな 
でも来てほしい…鍵は開けておくのです 
複雑な気持ちのまひろ

そんな二人ですが思いは募り耐えきれず、再び
の逢瀬となります。
道長は道長なりに考えた。
正妻でなくとも妾なら…
その問いかけに
まひろはせっかく耐えていたのについ本音を
もらす

まひろに、どうしたいのだと怒りだす道長

そう、どうにもならないのですよ
どうにもならないことがこの世にはあるのです

道長さま、まひろの気持ちわからないよね…
そう、こんな時こんな風に男の人って苛立ったりする
まひろ、悲しいね😢


家ではまひろは思いを断ち切りたかったのか、
はたまた道長の周りで起こっていることを
学んで役立てたかったのか、「史記」秦始皇本紀を開いている
お父さんのこともあるけど、やはり道長のため学びたかったのでないかと思う

そして「長恨歌」を見ている
桐壺の更衣の書き出しをここで思いついたのか
どうか…
この場面は次回以降どう繋がっていくのかな

経験を積み、心を成長させていく道長
意識していなくとも物語への発想を得ていくまひろ

気持ちを紛らわすため、忙しくしていたい、またどうせなら役に立つことに没頭していたい

まひろ頑張れ😣




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