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TO THE TOP -10 years later 3 彼の居場所 -

2015年10月10日。

初めて大学リーグの試合で石川祐希さんを見た日。
相手は東海大学。
実はこの秋季リーグで唯一、中央大学が負けた試合で大学バレー観戦デビューをしました。
結果は3-2、フルセットで東海大学が勝ちました。

2015年、今ほどSNSに情報も溢れていなかったですし、今ほどバレーボール界隈の広報も頑張ってはいませんでした。だから石川祐希さんを生で見たいと思っても、どうしたらいいのか、どこへ行けば見れるのかという情報を得るのにそこそこの時間がかかりました。

そしてとうとう大学のリーグ戦で彼が見れることを突き止めます。
一緒に沼落ちした友人と共に初めての大学リーグを見に行ったのは2015年
10月10日のことでした。
そもそも大学リーグのフォーマットも理解していなかったので、1日に3試合をやっていること、目的にしていた中央大学の試合が3試合目だったのに朝から昼食も用意せずに行って、学食を体験することになったことなど、たくさんの初体験の中でようやく石川祐希さんを見つけた時の私の第一印象は下記の通りでした。

テレビで見るよりもさらに華奢に見えて、跳んで着地してを繰り返す姿にそんなに足が細くて大丈夫なのか?と思ったほどでした。

テレビ越しにWCで大活躍していた彼はまだ大学2年生で、普段の居場所はまさにその大学リーグだったということを知りました。
その時の感想は当時、書いていたブログに赤裸々に記載してありましたので、そちらを紹介しておきます。いま読むと気恥ずかしさでいっぱいなのですがハマりたての私がどんな気持ちでその試合を見てきたかという臨場感が伝わると思います。

こうして始まった私の観戦生活はまるで小さな波が立ち始めたみたいな感じで、あまり劇的でもなく、一気に流れるような空気感でもなく緩やかにスタートしました。これが日本代表が少しつづ強くなっていくドラマと重なっていたということに気づくのはもっともっと後のとこです。

仮説ではありますが、もしあの時、私のようなオタクアカウントがあったらもっともっと早く深く沼に落ちていったかもしれません。私はゆっくりと、そしてじっくりとバレーボール観戦沼に浸かって行きましたが、その頃、当の石川祐希さんはWCで大人気になり、大学リーグでも日体大の体育館を最も簡単に埋め尽くし、ファンが押し寄せ、一人だけ車で会場に出入りをするような状況になっていたようです。

次に彼を生で見るのは2016年に入って、初めての国際大会の観戦、リオオリンピックの切符をかけた運命の試合でした。


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