入院2日目

1日目で検査の嵐、
そしておもいがけない入院期間の延長で
2日の朝は電話で仕事のことを伝えないと
という使命感をもたらしておめざめ。


睡眠導入剤と咳止めの副作用がうまくかみあって
ここしばらくでいちばん深い眠りだった!
時間自体は6時間弱だけど、
痛みもある中で、夢も見ず
ふかーく眠れて癒された。

あたましゃっきり。

そして隙間をみながら、
仕事場へ入院延長の話をする。

仕事相手にはもしかしたら退院がおそくなるかも
と伝えていて3週間になる可能性を示していたので
特に問題はなかったが、

問題はちょっと特別な事情をもった
新規依頼のスタートについて
事業所でどう対応できるのかの確認があった。

仕事のレベルでも人間的にでも
信頼しているが、なんせこのイレギュラーなときに
あなたはどうする?
って質問をしたら
「入院中の福島さんが相手方に直接連絡してください」と
予想通りの血迷った連絡がきて
「わたしは仕事のリストも、相手方の電話番号もひかえてないですけど、個人情報を持ち出して、入院中の人間が契約に関わる電話をして問題が起きた時、だれがどう責任取るんですか?」ときいたら

「じゃあ、〇〇さんにやってもらいます」て。

最初からそういうとるやろ!
とは意地悪でいいませんが、
やっぱりわたしはサバイバルに強い人間なんだと
改めて感じました。

サバイバル苦手だったり、サバイバル状況で急に人間力を失う人っているよね。
わたしからしたら信じられないけど「今でしょ!」て感覚になる。

でもこのルールに則った仕事で信頼している彼女も
こんなイレギュラーになったら
とち狂ったこと言うんだなぁとおもったら
なんだか愛おしくなって。

やっぱり死期がちかいのかもしれない。

ちょっと悟りの領域だわ。

でも、さすがにくたびれたみたいで
午後の放射線科で放射線治療の話をしているときに
勝手に涙が出てきて


いつになったらわたしはわたしだけに
集中できるんだろう…と、途方に暮れた2日目でした。

胸水は無事1650ccをマーク。
めちゃくちゃ苦しくて、
明日処置について先生にまたクレームをいれよう。

胸水排水時に、看護師が立ち去り、不在で、
咳が出過ぎて苦しい時に周りに誰もおらず、
死ぬかと思ったわ。

危機管理どうなってんのよ。

そして咳がで始めた時のドレーン管理なんだけど
閉めた方が咳が一時的に治って、
身体が早く楽になるのに、
担当看護師じゃないからって
ただ突っ立ってるだけで
「いやもう少しなんで」ってこたえちゃう
経験浅そうな看護師さんよ。
教科書じゃなくて、目の前の患者を見て考えろよ。
わたしは体を支えられなくて椅子から落ちそうになってたぞ。
せめて脈か、酸素くらいはかれよ。
むきむきー!

息が吸えないかもしれない、
次の息が不十分かもしれない、という
パニックを二次障害として起こしそうになり、
わたしは激おこ。

看護師さんが悪いと言うより、
経験がないからわかんないだろうし
(自分の働いている科でなったことない病気のフォローするのは、想像力が欠如しているのは当然のこととおもう)
自己判断しないのいいところでもあるから、
チームリーダーとなってるドクターに直談判だわ。

睡眠不足と、パニック寸前なのとで、
短気になってる自覚があるから
喚き散らかさなかっただけ、えらいわよ、わたし。

夜眠れるように、車椅子をつかわないで
診察や検査をうろうろ。

よく眠れますように。

胸水の排水が、うまくいくたびに
お腹が空いてきた。

栄養を、欲している。

3回言ってもパン食が和食表記にならなくて
夕食のときももう一度いったら
「いまいっても明日反映できるかわかりません」

えーと。わたしは入院初日からいってるのだが、
どうしたらだれかが覚えてくれてて
食事箋きってくれるの?わたしかこうか?

小麦粉をひかえてるからパン食べたくないのに
ほかほかのパンが出てきたら精神が死ぬ!
頼む!あしたはご飯が出ますよーに!!!

あー、パンの匂いってなんて幸せなにおいなんだ。
今後いつ食べられるのだろう…

くそー!!!

食事の恨みは、息の恨みよりふかいからな!!
(獣的思考)



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