入院8日目

今日第1章が終わる。
胸水がぬきおわり、
膜の間にくすりをいれて、
隙間を埋めて
胸水がもうたまらないようにふさぐ。
薬剤を入れてくっくけるのだが
この薬剤がくっついてくれるのではなく
異物をわざといれて、
炎症を起こして(!)、まぁ雑に言うと癒着させる。

つくづく西洋医学って
おもちゃの修理みたいだ。

自分が無機物になった気分。

それにしてもわざわざ炎症おこすなど。
発熱、倦怠感、疼痛は覚悟するように、
と、怖がりのわたしには、後で酷いことがおきて
びっくりしないように事前通達があった。

あと炎症おこすから、痛いらしい。
これは1回しかできないので
うまくできてもできなくても1回きり。

一部分でもくっつけば、
あとはすきまができても2リットルも溜まっちゃうことはなく、
また、健康になっていく過程や
抗がん剤の影響で胸水がつくられなくなり、
自然排出の方向へすすむらしい。

溜まったら、また外来で注射針で
抜いてもらうことも可能とのこと。

ひぇー。

こんな説明をうけても、
ほぇー、はぁー、と間抜けな返事しかできない。
信頼する先生2人が言うんだから
まぁ前には進むんだろう…。

この胸膜癒着術(.付着術?)が第二章だ。

これがおわって、やっと抗がん剤の投入になり
第3章が幕を開ける。

そうなったら、退院、通院、社会復帰のステージが
みえてくる。

新しい生活の始まりだ。

カレー効果か、細切れではあるが
眠剤だけでなく自力でも眠れるようになってきた。

時間こそ1時間とか短い時間だけど

自分で眠れるだけの体力が回復したことは
純粋にうれしい。
長くねる、の次の目標がみえたきた。

昨日の昼間に一つ空いていたベッドに
新しい患者さんがきた。
20代らしい、随分とわかい。

病気について、個人情報なのでいえないが
とにかくげんきいっぱいの咳。
部屋が賑やかになった。
寝る時は耳栓の検討が必要だろうかと
考えたが、初めての夜、
自力で眠れることが判明して、
彼女のことはさほどきにならないことがわかった。

耳が敏感なので、
できたら耳栓はしたくないんだよなー。
看護師さんの巡回の時も困るし。
なのでほっとした。


自分のバランスが取れていたら
周りはさほど気にならない。
自分に集中できるからだ。

普段はわりとどこでもいつでも
眠れる人間なので
そう言う意味でも回復を感じた。

会いたい人なと思う人が
noteのアドレスを聞いてくれた。
うれしい、両思いだ❤️

夜中に眠れなくてうろうろしてたら
看護師さんが特別に外来の受付まで散歩してきていいよと
許可をもらったので、
1時半に歌いに行った。
そしてちょうどハニさんが家に帰宅したとのメールで
少しだけお話しした。

ハニさんのこえが耳を通って頭に入って頭から身体におりてくる。
じーんと染み渡ってあたたかい。

話してることはしょーもないんだけどね。
週末はおかげさまでお客様がたくさんきてくれた。

だけど洗浄機が調子が悪いようで
仕事が思うように進まないらしい。
お疲れ様…💦

ハニさんなりのわたしの守り方、愛し方を
わたしは目一杯感じながら、
わたしなりの愛の示し方、甘え方を伝えて
リクエストする。
平日も変わらず忙しいがサービスがない分、
落ち着いた時間がちょこちょこ出現するのは知ってる。

また電話の予約をして、あっという間に時間が過ぎる。

もう同じ曲をうたっても泣けない。
タフなのか鈍いのかよくわからないが、
別の感情解放をさがそう。

2回目のたんちゃんのボイトレも
めちゃくちゃよくて、
また心中の話もきいてもらえたので
歌を歌い、息を吸い、
空間を広げる発声を練習するのが
めちゃくちゃたのしい。

たんちゃんのブレストレーニング、
トランス状態に入りやすく、とてもおすすめ。




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