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我が息子 大学生

高校ではバイトは出来ず、大学に入りラーメン屋のバイトを始めると自由に使えるお金が入る。

家内のトロピ=カーナさんと息子が使い道についてどのような取り決めをしているか聞かない。

学業は高校時と継続してそれなりに単位を積み上げている。バイトと試験を上手く切り替えて双方こなしている。
傍から見ても感心する。
徹夜したり、公民館や流行りの珈琲屋で缶詰めして何とか頭に叩き込もうと持続出来る気力体力が凄いな~と。
カーナさんも息子の気力注意力や抵抗力の低下を心配して試験中は駅まで送り迎えをしてサポートしている。

夫婦ともに息子の頑張りは認めている。

しかし、稼いだ金があるからか、学業が一段落した夏休みとか平気で「友人宅や先輩宅に泊まってくる」と唐突に言ってくる。
友達付き合いは金回りと比例する。
付き合いが頻繁になると金がないからと多少セーブする。
若いうちのこれも経験だと私も黙認。

親の感覚からしたら中学、高校は手網がしっかり結わえていた。 綱を持ってる感覚があった。
 しかし、大学に入った途端、伝書バトかレース鳩を飼ってる感じ。(実際その体験はありません。あくまで感覚 (>_<))
綱を持ってる感覚もなく、信じてひたすら待つ。という感覚。(携帯LINEなどあるけど既読もつかない時などしょっちゅう。 予定が予定でない時が頻繁)

カーナさん目線で言うと
あいつ(息子)は部屋を借りて住み出すと私の有難みが分かるわよ! こちらが洗濯や食事洗い物どんなに大変か! 食べたものすぐ持ってこない! ゴミため放題! クーラーつけ放題! いつまでも洗い物が終わらな~い! 

╭(°ㅂ°)╮アングリ。

母親として、これまでの人生で間近で男を見るのは父親と私くらい。
「小二の息子」でもチラッと紹介したけど
妻のカーナさんは妹が一人の四人家族だった。
男は父親の一人が身近だった。
妹家族も子供は女の子二人。
妻方の親からしたら待望の初の男の子が我が息子だった。
カーナさんからしたら、大人に成長した息子の一つ一つの行動に内心ハラハラドキドキ何じゃないかと私は診てる。

女には分からないだろうけど、男同士、また遺伝子レベルか血がそう感じるのか
息子は自分の行動について私が沈黙している間では問題を起こしてはならないとの自制を効かしているように見える。 なので、母親の愚痴の延長や母目線で畳み掛けるような決めつけはしない。

あくまでも、男の責任の取り方を、半端な事は容赦しない、嘘はつかない、潔さ等を教えたし私自身も親としてその姿を見せてきた。(部活の試合の勝ち負け、親子の遊びの中でも負けたら双方差なく潔く認める等)

そんな父親である私でも手綱の感覚も無く。
レース鳩感覚とは、暗闇も同然。
その中で相手を信じるとは(ここでは息子)余っ程信頼してなくては出来ないこと。
逆に見れば(息子側からすれば)それだけの信頼をしてもらっている人は裏切れない。と信じたい。

そういう不確かな日常の積み重ねの中で親は子を、子は親を見て互いの絆を依り併せて太く強くしていくのだろう。

私は私の両親の姿、叱り、庇い(かばい)、などの深い慈愛を受けた。そう感じる。
受けた慈愛を息子に還す。
息子はそれを感じられるか。
どんな息子であれ、私は受けた慈愛を還すのみ。
感じられない息子なら還すこちらの慈愛が弱いという事。 親とはそういうもの。

大学 来年は三年。
すぐ社会人になる。

全ての若者(息子も娘も)が自分の信じる道を歩めればそれでいい。 真っ直ぐ歩んで生きて欲しい。

親とはそんなもの。

最後に
我が息子よ、頼む、あなたの母カーナさんの怒りを買うことは程々に。
余波がこちらに多大に来るんだ。
もう少し母の言うことを聞いてくれ!

(*ˊ˘ˋ*)。♪:*° 無糖 缶  2024.0829

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