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沖縄の父

昔、JALで働いていた時、
基本国際線ばかりだったのだけど、3ヶ月に1回くらい国内線も乗務した。
国内線に乗ると、話題もドメスティックになるのが面白い。

結構な割合で、「ねぇ沖縄の父って知ってる〜?」と先輩や同期に言われたものだ。

もうあれから20年以上が軽く経ってしまったけれど、今回、「沖縄の父って知ってる〜?」と沖縄に住んでいる方に(まさに20年ぶりに)言われた。

面白いもので、同じセリフを言われるとなんだか一気に時間を遡ったような感覚さえ覚えた。
わざわざ東京から飛行機にのって、沖縄の父に会うためだけに那覇に飛んだ同期もいたことなどを思い出した。

あの時、全然興味なかったけど、
今回は「行ってみようかな。」という気になったのは、沖縄の父が経営している「サンフランシスコ」という喫茶店のすぐ近くにたまたまいて、お腹もいっぱいで、他に何もすることがなくて、土砂降りの雨が降っていたからかもしれない。

喫茶店サンフランシスコに電話して、占いをお願いしたいので今日お時間空いていますか?と聞いたら、20分後なら空いてると言われて、流れに乗って行くことに。

ちなみに沖縄の父はこのサンフランシスコのオーナーである。

昔アメリカの国内線フライトに、なんだかちょっと嫌な気がして乗らなかったらその飛行機が墜落して全員がお亡くなりになった事故から、なんとなく直感が働いて、人の運勢を見るようになった、とか。

手相は10%、あとの90%はその直感で名前や生年月日を伝えるわけでなく、いきなりベラベラと滑舌の良い早口で勝手に話してくださる。こちらは黙って聞いているだけ。聞かれるのは「どこから来たのか」と「今いくつですか?」の2つのみ。

ちなみに3000円。

色んなことを言っていただきましたが、
2番目に笑えなかったのが、93歳まで生きると言われたこと。

最近「ライフシフト〜100年時代の人生戦略」という本が平積みされていて、漫画にまでなっているけど、ワタシは関係なくて、もっとさっさと死ぬと思ってた。

ちなみにめちゃくちゃ身体丈夫で、「ぴんぴんころり」だそうだ。

そして一番笑えなかったことは、93歳までキラキラしながら仕事してますよ。って言われたこと。

長生きキラキラチーム作ろかな。
ワタシ、みんなのこと看取ってあげるよ。

励みになります。個別にお礼のメッセージさせていただきます。