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自分を高められるのは自分だけ~人の助けを貰っても成長できない理由~

人は「人工的に作られたもの」では本当の意味で「上がる」ことができないらしい。


これは昨日、ヨガの先生から聞いた話。

「お酒は一時的に気分を良くさせるけど、後で身体が怠くなるじゃない??あれは悪いものを吸っちゃっているからなんだよ。あとお酒って人工的に作られたものだから、本当の意味で自分を高めることができないの。」

っていう話を興味津々に聞いていました。


ー人は「誰かの力」を借りていたら、本当の意味で成長することはできない。ー

これは本当にそうだな、と。


私が誰かの相談を受けるにあたって依存的な人からの相談を断ったり、敢えて自立(自律)するように突き放しつつ行動を促すのは、これが理由。


人は誰かに言われたことは基本的にやらないし、潜在意識では「人に指示された」と思っているから、何かあったときに【他人にせい】にする傾向があります。

他人のせいにするリスクを持った人の相談に乗るということは、【クレームを受けるリスク】という爆弾を抱えながら仕事をするようなもの。

相手の顔色を見ながら仕事をしなきゃいけないし、そんな余計なことに神経を使いながら仕事をするなんて時間の無駄。


私はそう思うから、本当に自分の力で立ち上がって行動できる人の相談にしか乗りません。

話は少し逸れましたが、それぐらい人の成長には「自立心(自律心)」が必要不可欠なんです。


心の性質“トリグナ”を理解する

インドの伝統医療でもある【アーユルヴェーダ(生命科学)】の考え方には、「ドーシャ」という体質の分類がありますが、それと同じように心の分類には「トリグナ」というものがあります。

トリグナには「サットッヴァ(純粋性、調和)」「ラジャス(激動、動性)」「タマス(惰性、無知)」の3つの分類があり、この中ではサットッヴァの“否定性がない最も心の純粋な状態”が理想だと云われています。


ヨガの先生が「お酒は“タマス”だからなるべく控えた方がいい」って言ってたのをキッカケに“タマス”を調べてみたのですが、知れば知るほど納得。

お酒に溺れて自分を見失ってしまう人や周りの人に迷惑をかけたりする人は明らかにタマス(ネガティブ・依存的)だし、惰性的でやる気がなくて、ジャンクフードばかり食べながら家に引きこもっているような人や、うつの傾向にある人なんかも典型的なタマス。

人間の感情で一番落ち込んでいる状態がこれだということが手に取るように分かります。


この3つの分類の中で一番多いのはラジャス(激動、動性)なのかなって思います。

自分の限界に目を向けることができずに、ひたすら走り続ける人。努力家や真面目な人、人が良い人に多く、燃え尽き症候群になりやすいのが特徴です。

ある意味、ラジャスとタマスは隣り合わせの状態で、自分を追い込みすぎた人が精神的に病んでしまった状態だとタマスになります。


逆に物事や自分の感情を客観的に見ることができたり、誠実で向上心がある状態がサットッヴァ(純粋性、調和)。

よく人に褒められて謙遜したり「お世辞」だとか「その言葉に裏がある」と思い込んで素直にその言葉を受け取れない人(ラジャス、タマス)がいますが、サットッヴァはその言葉を疑ったり深読みすることがなく、素直に受け止めることができます。

また自制心が強く、自分に自信を持っているため心のバランスを保ちながら人と接したり、行動することができます。


サットッヴァは起こる出来事に良い循環を作りやすく、物事を前向きに捉えやすいため気持ちが落ち込むことがほとんどありません。

また、良い心身を保とうとするため、自分の身体にも心にも無理をすることがないし、自分が健康でいられる食事を積極的に摂っているため、身体が疲れにくいというのも特徴です。

私はこの全ての感情を味わい尽くした経験があるので、どんな心持ちになるのかがよく分かります。

勿論、3つのどれかのタイプに固定されるものではありませんが、気持ちを前向きにしていく習慣を取り入れていくことはやっぱり重要!

自然とポジティブ思考でいられるだけじゃなく、良い習慣を積極的に取り入れようという意識が持てるようにもなります。

ヨガに期待できる本当の効果

今年に入ってから「朝活」に目覚めた私ですが、“朝ヨガ”の効果には本当にビックリしています。

こうやってヨガを始める前は、スピリチュアルなイメージも強くてヨガの効果にはあまり期待できなかったし、元々せっかちなので退屈だとしか思えませんでした。


ですが【発達障害やADHD気質の人は灰白質(という脳の物質)が少なくて集中力が欠けやすいし、ミスや物忘れが多いけど、ヨガによって改善することができる】という科学的根拠がヨガにあることを知って試した結果、

仕事の集中力が上がってミスが減っただけでなく、物事の正常な判断ができるようになって、モラハラ客の対応を断ることでノンストレスに働けるようにもなりました。


また、仕事上、腰痛や背部痛が酷くて整体に通っていたのですが、ヨガとフォームローラー(筋膜剥がしをして身体のコリを改善するもの)を活用することによって、整体に通う必要性がなくなりました。

(整体の先生からも「とても病み上がりとは思えない動きですね!」「自宅でケアしてこの状態を維持できるのは凄い!」と言われることが増えたので、もう通わなくても良いかなって思えたの!)


ヨガの先生も「プロのヨガインストラクターは整体や病院には通わない」ということを話していました。

(なんと!ヨガをしていれば免疫力も上がって風邪も引きにくくなるし、身体のどこかが痛くても自分で治せるようになるんだとか!!)

だからなのかは分かりませんが、この前引いた喉風邪も38.6度の高熱が出たり、喉の痛みも酷かったのに、どちらも2日で改善してました!!

勿論、病院にかかって出された薬を飲んだりもしていましたが、今まで喉風邪を引いたら1週間くらい痛みが続いたり、声が出なかったのに、それに比べたらかなりの快復力。

これもヨガのおかげなのかなって思っています。

まずは心を整えることからはじめよう!!

「朝活」や「ヨガ」をやっていたり、朝にプロテイン、バナナ、酵素ヨーグルトを摂っているということを人に話すと、まるで「意識高い系」とか「モデル」みたいだと言われることがあります。笑

私も今の生活スタイルになるまではそう思っていたし、「自分には無理だな」とか「これは別次元の人がやることだ」って思っていました。


でも自律神経を整えることの重要性に気づいてから色んな本を読みあさった結果、朝活やヨガ、今の食生活に繋がっていました。

しかも無理をしてこういった生活をしているのではなく「自分の心身が整うベストな生活スタイルがこれだった」というだけなんです。


ただ、今思えば「ラジャス(激動、動性)」や「タマス(惰性、無知)」のような心の状態では続けられなかっただろうし、そんな心のゆとりもなかったからどんなに勧められてもやらなかったかもしれません。


なので、まずは自分の心を良い状態に持っていくことが大事。

自分に無理をしたり、我慢する習慣を無くしてみるのも一つだし、自律神経を整える方法を学んでできることからやってみるのもいいんじゃないかなって思います。


そうやって少しずつでも、何かしらの行動を起こせば心の状態は変わってきます。

とにかく誰かに指示されるがままに行動するのではなく、自分の意志で行動していくことが大切です。


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