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毒親にならない、赤ちゃんとの接し方

機能不全家族の中で育ってきたアダルトチルドレンは、パートナーと結婚したり、子どもを産み育てることに不安感を持っていたりする。

その理由はきっと「毒親になりたくない」「子どもを自分が責任を持って、最後まで育てられるだろうか」という漠然とした不安があるからなのかなって思います。


私自身、学生時代から虐めや嫌がらせを受けたり恋愛をこじらせやすかったのは、機能不全家族の元で育ち「愛着不安」を抱えていたからでもありますが、この経験がいつの間にかトラウマになっていて、パートナーシップを築いたり家族を作ることには常に抵抗がありました。


ただ、今まで悩んでいた愛着不安と正面から向き合うことで、段々とその症状が克服されるとともに「毒親」や「毒親による子育て」の真実が見えてきました。


毒親は正しい子育ての知識を持っていない上に、「愛着不安(愛着障害)を抱えている」「子どもを理解しようとしていない(もしくは、子どもを理解できない)」「育児ストレスを溜め込みやすい」という特徴を持っています。

つまり、毒親にならないためには「正しい子育てを学び、実践すること」が大前提で、さらに子どもと良い関係性を築いていくためには「コミュニケーション」や「スキンシップ」に重きを置いて、「ストレスを溜めずに、良い意味で適当に育てていく」ことが必要になります。


これを知らずに「自分がされたことをすればいい」「自分がして欲しかったことをしてあげらばいい」と思って育児をすると、それが親のエゴだと気づかずに子どもを傷つけていた、ということにもなりかねません。

「子どものためを思って」何かしてあげたくなるのが親なのかもしれませんが、この考え方は“毒親的子育て”と紙一重なので注意が必要。

本当の意味で子どもを思うのであれば、必要な子育てを常に学びながら、子どもと正面から向き合って育児をしていくことが大切なのです。

育児に対する不安はありますか?

今は出産を無事に終え、生後3ヶ月の元気な男の子を育てている私ですが、妊娠期間中は子どもが産まれることや育児に対する不安が強くありました。

多分、一般的には「子どもを迎えるのは楽しみだけど、出産の苦しみに耐えられるだろうか?」という不安の方が大きいのかもしれませんが、私の場合は逆で「こんなに未熟な私が子どもを心から愛して、育てていけるだろうか?」という不安がありました。


それは自分がアダルトチルドレンであり、これまでに愛着不安を抱えながら生きてきたからなのかもしれません。


ただ私には『大好きな人や大好きな人の子どもと一緒に幸せな家庭を築きたい』という思いがあったので「子どもが生まれるまでに、今ある不安はすべて解消しよう」と心に決めて、不安や悩みを潰していきました。


そこで私が実際に行なったのは、心の不安に合わせた出産・育児書を沢山読んだり、産後ケア施設や出産に関するドラマを観たり、出産・育児の経験者に話を聞くというもの。


その中で「(お母さんたちは)どのように子どもを受け入れているのか」「子どもを愛せない心理とは?」「毒親にならない育児とは?」「赤ちゃんはどんな思いで生まれてくるのか(胎児記憶について)」「出産経験者はどんな思いで妊娠・出産、育児と向き合ってきたのか」「育児をする女性のライフスタイル」など、とにかく気になることを徹底的に情報収集して出産や育児に備えていきました。


そうやって心の準備やイメージトレーニングをした甲斐あってか、出産・育児に対する不安はほとんどなく(その都度、不安や悩みを解消する程度で)、赤ちゃんを無事迎えることができました。


あとは、これが【動物の本能】なのか、産まれたばかりの赤ちゃんを無条件に「愛おしい」と感じたり、赤ちゃんが泣いていても「何かあったのかな?」と冷静に向き合っている自分がいました。

そして自分で意識していなくても子どもの動きを目で追っていたり、常に子どものことを考えていたんですよね。


実際に出産や育児をするまでは不安な気持ちでいっぱいでしたが、いざその時を迎えてしまうと案外乗り切れるものなんだな、ということを実感しました。

育児ストレスが溜まりやすい人、溜まりにくい人

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