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渋柿とこころ

こんばんは。
セラとぴあカウンセラーの市岡です。

雨水の時期に入りましたが、
まだまだ寒いですね~。
週末から一転、暖かくなるようですので、
それを待ちわびながら過ごしています。

先日こんな話が本に書かれていました。

渋柿の話。

渋柿のしぶを取り除こうと躍起になっても
到底しぶを取り除くことはできません。

それよりも渋柿のしぶさを生かして、
太陽の力を借りて干しておけば
そのしぶさが甘さに変わっていく。

そんなお話でした。

これって、私たちにも大いに
当てはめることができます。

しぶさを生かすためには、
しぶさをまずは認める必要があります。

認めるまでいかなくても、
ひとまず受け止めることならできそうです。

さて、受け止めたら
今度はゆだねることも大切です。

渋柿は太陽と時間にゆだねます。
自分で何とかしようとはしません。

自分であれこれしなくても渋柿のしぶは
太陽と時間の力で自然と甘さに変わり
おいしい柿になります。

さて私たち。

私たちは自分のしぶがあると、
すぐに取り除こうと躍起になります。

そのためにひたすら原因を探し続けます。
自分の心を自分の中だけで考えようとします。
そしてまた取り除こうと躍起になります。

いつまでたっても甘い柿になれません。

そんなときは苦しくなります。
そんな苦しさを感じたら、
ちょっと立ち止まって
渋柿を思い浮かべてみてください。

あなたにとっての太陽と時間は
すぐそばにあるはずです。


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