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水飲むな


※画像はイラストや様から。

暑くなりましたね、今回は警察から離れての話。

のどが乾いたら水を飲む。当たり前のことと思うのが今現在の時代です。

一定年齢以上の方には表題の単語を運動中や遠足等の集団行動中、言われてきたと思います。

平成生まれの世代には考えられないかも知れませんが、昭和時代には長く唱えられていました。

多分、江戸、明治、大正、昭和と言われ続けてきたと思います。

遡れば江戸から昭和初期に関しては衛生面で生水(なまみず)が危険という面が大きかったかと思います。

しかし、昭和30年代にはほぼ水道施設が普及したはずです、私が住んでいる地方の田舎町でも上水道設備が学校にも整備されていました。

水道水が不衛生ということはなかったかはずです。

しかし、水を飲むとバテル(疲れる)、動きが悪くなる、気合が抜ける等色々なマイナス面を強調され、運動中の水分補給はタブーでした。

良くて口を湿らせるだけでした。中学校の野球部で真夏の炎天下でも休憩中に水道から出る水は飲むな、うがいだけとか言われていました。

高校時代のラグビー部も同様でした。とにかく、監督、コーチなどの指導者等が口やかましく言っていました。

今ほど気温が高くなかったかもしれませんがその頃の学生は炎天下で運動していても今ほど熱中症にはならなかったと記憶します、水を飲むなも身体を鍛えるうえで良い面もあったのかもしれません。


潮目が変わったのはスポーツ飲料なるものが販売されだした昭和50年前後ではないかと記憶します。

大学でラグビー部として、秋の公式戦の試合中、ゲータレードなる飲料がハーフタイムに出され、これ(ゲータレード)は身体にすぐ吸収されるから良いのだというようなことを言われ、ゴクゴクと飲んだ記憶があります。

それくらいからですかね、盛んに水分補給を唱えだしたのは。

要は外圧?米国製飲料の本邦上陸で水飲むなの我慢論も消し飛んだということですかね。

米国製大型バイク(ハーレーダビッドソン)を売らんがため、外圧かけて運転免許試験場だけで限定解除していた大型二輪免許が容易に自動車教習所で取得でき出したようなものですか。

外圧が必要なんですね、何ごとにも。今では暑くなりそうな日の天気予報でも水分補給を助言しています。

良い時代ですね、最後にすぐにのどの渇きを潤すよりも若干我慢して喉を乾かしてから飲む水分の方が旨く感じるのは私だけでしょうか。

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