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貯金が底を尽きた話

今日はお店を運営しながら貯金が空っぽになった時のお話をしたいと思います。

数日前の記事で、貯金がギリギリでなんとか展示会に出せたとお話したのですが、その後も危ない状況が幾度となくありました。

それはブランドをスタートさせ、アルバイトをしながら生計を立てていたのですが、4年が経った頃。
ついに私の預金残高は0になろうとしたのです。
仕入れが出来なくなっては困る…と国金(日本政策金融公庫)にはじめて借入れに行くことにしたのです。
事業の経歴を持っていったところ、担当者が一言。
実績がないので無理だと思います。と。
その言葉通り、一応申し込んだものの、見事に審査は断られ、愕然。
その時すでに東京などの大手百貨店での催事が決まっていたのに、それは未来のことであって実績がないからダメだと。

実績あれば逆に借りる必要ないやん…。
と思いながら、母に頼んで、その時必要だった最低限、生地を仕入れるための資金10万円を貸してもらうことに。
翌月に大阪での催事の売上が入ってくることがわかっていたので、1ヶ月後返すからと言って、無事返済することができたのですが。

銀行や金融機関というところにお金を借りようと思うと、実績や担保がなくてはダメなのは当たり前ですね。
その時の私は無知で、お恥ずかしい。

そこからは小さなV字回復と言いますか、何年もかけて、事業の利益が少しずつ上がっていき、借入れの心配はなくなりました。

そんな危機的な出来事も乗り越えて、今があります。

もうダメだ、これが最後のチャンスと何度思ったことか。
それでも諦めきれず、必死にもがいていたら、少しずつ成長出来ていて、いつの間に夢の通過点に辿り着けたのです。
一気にわっと結果が出たわけではないので、安定した実感もなく、それはじわじわと、あぁもぅ大丈夫かもしれないという感じなのです。

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