Malhia Kentと出会って私の運命は変わった
ブランドを、スタートさせて半年が経った頃、ある仕入れ先でたまたま見つけたマリアケント。
その美しく可愛いファブリックに大人になって感じたことのないわくわくを感じ、一瞬にして恋に落ちたのです。
ツイードという概念が変わった衝撃的な出会いでした。
その生地は見たことない可愛い糸たちが自由に織られていて、こんなにも美しい生地は見たことがなかった。
いくつか買い付けることが出来たので、毎週のように仕入れに行っていました。
その日が何よりも楽しみで、子どもの頃に戻ったような心躍る高揚感。こんな幸せ感じたことのない表現できない気持ち。
それから少しして、マリアケントの取り扱いがなくなると聞き、大きなショックとともに、どうしても仕入れたいと思い、日本の代理店や韓国の代理店を当たってみることにしたのです。
その頃は東京よりも韓国へよく行っていたので、韓国の代理店まで行き、つたない英語を使って生地を見せてもらいました。
なかなか小規模では仕入れが難しく、その頃は一度断念し、数年後の2018年にやっとパリへ飛び、ついに買い付けることができたのです。
買い付けても、すぐにバッグは売れるようにはなりませんでした。
だけど、ずっと心の中にあったのは、世界一のツイードを取り扱ってるのだから大丈夫。と。
孤独で辛い時期も、何度もなんども自分を励ましてきた言葉でした。
私のお店の強みはと聞かれたら、マリアケントの取り扱いの種類と、小さなショップだからできるお客様の声を生かしたた小回りのきく、小ロット生産。
今回の買い付けでは、普段仕入れることのできないシャネルの残り生地をわけてもらいましたた。
シャネルのツイードを織っているマリアケントですが、通常、ラグジュアリーブランドではコレクションの生地が残っても自社で保管するそうなので、こんな機会は滅多になく、届いて想像以上に可愛かったのでとてもワクワクしております。
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