「いかなる花の咲くやらん」聖地巡り 平塚編2
聖地巡りの続きです。
皆さんバスに乗りましたか?
山下で降りて、虎女の文塚に先に行きましょう。物語の最後の場所なので、最後に行きたいと思われる方もいらっしゃるかしら。
行程としては、虎女文塚、荘厳寺、住居跡、長者屋敷跡と回って、下万田からまたバスに乗って湘南平に行くのが良いと思います。
文塚は見つけにくいです。
私も見つけるまでウロウロしました。地元の方に聞いてもご存知無い方が多くて苦労しました。
曽我十郎さんと恋仲だった虎女さんが、十郎亡き後 その菩提を弔う為に出家しました。未練、煩悩を断ち切るためでしょうか 十郎から貰った手紙を ここで焼きました。
その際、手紙を燃やした煙が 白い藤となったという言い伝があります。
800年経った今でも、春には白藤が美しく咲きます。
長い年月、文塚を守り抜いて下さった皆様に感謝です。
バス通りに戻りますがバスに乗らず歩いて行きましょう。次のバス停上「山下」の前は荘厳寺さんです。
バス通りから右の道に入って行くと、山下長者屋敷跡と虎女住居跡があります。
子供に恵まれなかった山下の長者さんが、お地蔵様にお願いしたところ、石の上に赤ん坊が現れました。赤ん坊は「虎」と名付けられ、大事に育てられました。
その時の石は「虎御石」と呼ばれ、今でも大磯の「延台寺」に祀られています。
お地蔵様に手を合わせたら下万田からバスに乗って湘南平を目指します。
東京タワーみたいな物はテレビ塔です。物語の中でも永遠ちゃんがパラボラアンテナだらけのテレビ塔を見て「イカのゲソみたいになっちゃった」と呟いていました。このテレビ塔の向こう側を歩いて山道に入って行くとすぐに、十郎の硯池がありますが、続きはまた次回。
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