Vol.2 病院嫌い
こどもの頃、とくに小学生低学年くらいのときは、風邪をひいたりして、病院に連れて行ってもらい、処方される薬がどんなのか楽しみだった。
今回は粉薬は何色か、おっ今日は水薬もあるッ
と内心喜んだりしていた。
苦いほうが良く効くんじゃないか、とかこれは甘くておいしいとか、分析していた。
おまけに病院の帰り道に、スーパーへの買い出しにもついていけたりして、お菓子を買ってもらう。
学校も休めるし、家でテレビも見られる。
小学生時代の貴重な特別な時間だったような気がする。
その後、人生で2回ほど死にかけて入院し、
できることなら、病院には2度とお世話になりたくない、薬も飲みたくない、と強く思うようになる。
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