片足立ちのフラミンゴ

そばに誰もいないとき。ひとことだけのひとりごと。

片足立ちのフラミンゴ

そばに誰もいないとき。ひとことだけのひとりごと。

最近の記事

Let it beを聴きながら

たまには悪役に勝ってほしい。 何度となくそう思うことがあった。 映画を見ているとき、本を読んでいるとき、アニメを見ているとき。 はじめにそう思ったのは小学生のころだった。 そこから、年を重ねるにつけ、そう思う機会は多くなったような気がする。 多分正義のヒーローは、「正義」という立場があるから、「悪役」に何をしてもそれは「正しいこと」なんだろう。 たまには悪役も勝たなければ、プラスとマイナスの帳尻が合わないじゃないか。 現実の世界では、「なんか上手いことやってる」人の

    • 変わり身の紫陽花

      久方ぶりに、noteを書きたくなって。 いや、本当はずっと溢れてる言葉があったのだけど、それを打ち出す気力がなく、ここに来られずにいた。 最近、昔好きだったラジオをまた聴き始めている。 大学の頃聴き始め、友人にそっくりそのまま語って聞かせていたラジオ。 今考えても、よく付き合ってくれたなと思う。そんなに興味のないラジオを、上手くもない素人パーソナリティーが再現するなんて、とても聞けたものではないだろうに。 今度改めて感謝の意を示さなくては。 閑話休題。 そう、ラジオだ。

      • ただ生活を楽しむために

        本日放送のモニタリングを観て溢れた感動をそのままに久しぶりにnoteに戻ってきた。 昨年末から年明けにかけて、特に今の社会状況をテーマにした番組が多かったように思う。 苦しさや息詰まりやもどかしさを忘れさせてくれるのも、生き抜く強さや誰かの優しさや弱くたっていいかという柔らかさを取り戻させてくれるのも、エンターテイメントに頼った部分が私個人としては多かった。 昨年から新しい土地で暮らし、働きはじめていたこともあり、新しい人間関係よりも、幼い頃から慣れ親しんだエンタメの世界

        • カッコウの巣は未だ見つからず

          生きるって選択の連続だ。 大したことない選択も、重大な選択も、どちらも自分の人生をどう進めるか、舵を取る上ではどうでもいいとは言えないものだ。 時には誰かに代わりに決めてもらいたいし、それまでの自分の頑張りで選択肢の数も変わるし、選択の瞬間、自由にはなかなかなれない。 楽しい選択ばかりならいざ知らず、世の中になんとしんどい選択の多いことか。 単に私の根性が足りないからこう感じるのか?どうなのだろう。 それでも30年近く生きてきて、選択することへの心構えみたいなものは、なん

        Let it beを聴きながら

          絵本

          幼稚園に通っていた頃、定期的に絵本を購入できるシステムがあった。周りの大人という大人が絵本を読んでくれる人ばかりだったこともあり、物心ついた頃から絵本がない生活を送ったことがない。 そんな幼少期だったからか、聞く音と見えるかたちによってことばを覚えた記憶がある。まぁ、自分の記憶していることを理屈が通るように脳が勝手に並び替えてできた記憶かもしれないのだけれど。 習わなくても、半濁音と濁音が文字を見て発音できたのは、多分絵本のおかげだったのだと思う。 そんな身近な絵本の中

          程よい隙がある人は魅力的だ。 隙だらけの人は心配になるし、一分の隙もない人を目の前にすると構えすぎてしまうから、程よい隙は大切だなぁ、とこれまで生きてきてつくづく思う。 隙は、ざっくり言うとつけ込みやすさだと思う。 この人の中に、私のことを考えさせるスペースを確保できそう、とか、この人の時間を私のために使わせることができそう、とか。 隙を狙う側で考えるとなんだかよろしくない雰囲気に仕上がるが、隙を自ら醸し出そうとする側で考えてみると良い感じに空気がほぐれる。 だって、

          ひとつだけ

          はじめてのnoteに、好きなドラマがあることを書いていた。最終回まで話さないつもりでいたけれど、ずっと願っていた言葉が今回の話で聞こえたので、思い切って書いてしまうことにする。 わたしが好きなドラマ、MIU404について。 アンナチュラルというドラマがとても好きだった。当時の自身の環境も相まって、救われることの多いドラマだった。 エンターテインメントの力に生かされてきたわたしだが、そんなわたしの中のおそらくNo. 1に力をくれる作品だと思う。 仙豆みたいな作品。 MIU

          鶴首

          飛行機に乗る機会が、昨年急激に増えた。 劇場に足を運ぶ機会が増えたからだ。 一昨年からとある演劇のファンになった。 昨年は特に、キャストの最終公演も決まっていたことから、それまでの躊躇いの気持ちをふりはらい、いわゆる「追っかけ」なることをしたわけだ。 私はJALによく搭乗する。 赤が好き。語感が好き。王道っぽい。 確かな理由はないが単純に好みが並んでいるからだと思う。 JALカードも作ったし。 せっかくならリピーターになろう。 JALの職員の方々もいつも親切丁寧で、快

          されど日々はつづく

          三日坊主を辞めたくて始めたことを、まんまと三日坊主にするということが、おそらく私を私たらしめる所業なのだと思う。 変えたい自分というのは、誰の中にでも存在しているのだろうか。憧れの俳優やモデル、歌手のあの人にも? まぁ、一番憧れる存在は実は身近な存在で、両親だったり、親友だったり、かつての級友だったりする。 そんな憧れが厄介なのが、嫉妬として表れるとき。いろんなことに嫉妬するが、ここ数年でいちばんの嫉妬はおそらく好きな人が私の職場の後輩と付き合っていることを、LINEのト

          されど日々はつづく

          当たるも当たらぬも八卦

          占いはすきだ。 さっぱりしている感じがいい。 さんざん話を聞いてもらったり、占い師の方の話に耳を傾けたりしても、結局は当たるも八卦。当たらぬも八卦。そういう適度な突き放され感も好ましい。 私流の楽しみ方としては、信じたいものだけを信じている。 お気に入りはしいたけ占い。 しいたけさんの言葉選びが大好きだし、これはどの星座の人も言うらしいけれど、しいたけさんは多分私の属する星座がお好きである。 当たり外れでなく、つまりは運というだけではなく、なんとなく、進むも退くも、あと

          当たるも当たらぬも八卦

          コウノドリ

          最近思うところがあって、出産について考えることがよくある。 Amazonプライムで、ドラマ「コウノドリ」を今日から観はじめた。 午後から観はじめて、7話まで一気に観た。 私はこのドラマを観るのが初めてである。 出産関係の番組やドラマ、本を読むのが昔はとても苦手だった。 私は産まれてくるときに、母を失いかけている。 まだ若く健康体だった母は、初産であったものの、体力も十分、検診での経過も順調で、出産の日までなにも問題はなかった。 一度妊娠中に玉突き事故を起こされて、ひや

          夢のはなし。

          最近夢を見ない。 見ないというより、覚えていないという方が正しい気もする。 おそらくは夢を覚えていたとして、こんな夢を見たんだと、伝えられるような相手を持たないことも原因のひとつだと思うのだけれど。 まぁ、夢なんて覚えていなくても問題ではない。ただ、今日は久しぶりにお酒を飲んで、久しぶりにウィスキーなんてものをなかなかのハイペースで呑んだものだから、恐ろしく浮ついているので、少しだけ、感傷的な気持ちになっているのだろう。 おそらく私は酒に強い。どれだけ呑んでも、顔色が変わ

          片足で踏ん張る

          7月が終わる。以前から決めていたことは、終わるときに始めようということだ。別に何か特別なことじゃなくていいから、何かの終わりを始まりにできたらいいなと、憧れていたから。 noteのアプリは先週インストールしていた。インストールした日から、なんだかワクワクしていた。 何ができるか分からないけど、何か毎日続けられるものが欲しくて、できればそれが「表現」であればいいと思っていた。 もうすぐ、好きなドラマが始まる。私は映画館の上映前や舞台の開演前の雰囲気がとてつもなく好きだ。 わ