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小笠原諸島にいってきた20代女子一人旅のはなし②【宿編】

まずは利用した宿について。

私は小笠原海運が設定している、おがさわら丸の往復チケットと3泊4日の宿代(朝夕ごはん付き)込みで、島内で使えるクーポンもついた「おがまるパック」を利用しました。

https://www.ogasawarakaiun.co.jp/ogamarupack/

今回宿泊したのは、『ゲストハウス やすおん家』。

特に宿にこだわりはなかったので、小笠原海運のお姉さんにお安いところを伺ったところ、いま残っている中ではこの宿が一人でもお安く泊まれる、ということだったので、ここにしました。

お値段は77,000円です。ひとり旅なので、もっと割高になるかと思ったのですが、ごはん代込みでこのお値段だったのでありがたかったです。

お部屋はシンプルなのですが、大きさは十分。私は1人でツインベッドだったのでかな〜り快適に過ごすことができました。床がフローリングというかコンクリートのような材質だったので、気になる方はスリッパを持って行ったほうがよいかもしれません。玄関にも置いてありましたが、パイル地タイプだったので使用感が若干気になる…私は持っていけばよかったな〜と思いました。ごはんを食べるリビングスペースもナチュラルでかわいらしい雰囲気。カフェのようなリラックスできる空間でした。

お風呂のスペースが外にあるので、もしかしたらそこは苦手な方もいるかも?でも、清潔なので私は問題なく使えました。トイレなどの水まわりも綺麗に整えられているので、そのあたりは心配しなくて大丈夫かと思います。

そしてこの宿、ごはんがとってもおいしかった…!おがまるパックは朝夕ごはんがついているので、ごはんのおいしさはとっても大切なポイント。毎日お腹がいっぱいになるほどたっぷり、バランスのよいごはんを出してくれて、それがなによりおいしい!旦那さんがつくっているようなのですが、「う〜〜ん、これは…?」みたいなメニューが1つもなかったです。

↑右上のアオリイカのお刺身、肉厚のぶりんぶりんで最高でした。アカバの汁物もお出しがきいててしみる〜〜!パッションフルーツははじめて食べたのですが、おいしくって買って帰りました。常温でも1週間ほど保存がきくので、お土産におすすめ!

↑白身魚のタルタルソースにカレー風味のローツキャベツ、肉じゃが、お刺身…。みてくださいこの充実感。どれもおいしくて箸が止まりません。おなかいっぱいで動けないほど!

↑こちらは朝ごはん。ふかふかの鮭の西京焼きとたっぷりのごはんのおとも。贅沢な朝です。

と、大満足のごはんでした。これはポイント高いです!

また、この宿は1階がエスニックっぽい雰囲気の居酒屋になっていて、宿のご夫婦がカウンターにも立っていました。夜は飲み歩く予定だったのですが、結局私はこのお店で2晩飲みました。私は到着初日の南島ツアーしか予約していなかったので、その日の夜におすすめのツアーだったり、おすすめの浜を奥様に聞いたりもしました。メニューにないパッションフルーツを使ったサワー、おいしかったな〜!常連の島の人との交流も楽しくて、私は謎に片足屈伸とか、世界首都あてクイズをしたりしました(?)

ちなみに、旦那さんはスリランカカレーに相当なこだわりがあって、居酒屋でメニューとして提供しています。何度か現地に足を運んで修行をし、こちらでメニュー化するに至ったそう。スパイシーで風味豊かなスリランカカレーも絶品なので、ぜひ食べてみてほしいです。


なにより楽しかったのは、3回朝ごはんを食べ、3回夜ごはんを一緒に食べると一緒に泊まっている方とかなりコミュニケーションを深められたこと!

小笠原は民宿のようなスタイルの宿が多いので、朝夕のごはんを宿泊しているたちで一緒に食べるところが多いのではないかと思います。やすおん家は2人部屋が1つ、4人部屋が2つで計3室、最大10人が宿泊することができます。私が泊まったときには私のほかに女性2人組×2の計5人が宿泊していました。島に到着した日の夜ごはんはお互い様子をうかがいながら「どこから来たんですか?」みたいな話をして終わりだったのですが、日に日に自然と話がはずむようになり、1日の報告会をしたり、一緒に1階のバーで飲んだり、ナイトツアーに行ったり、「ウミガメが浜にあがってるよ!」と連絡をとりあったり、3泊4日とは思えないほどすっかり「仲間」という気持ちになっていました。

これぞ、旅の醍醐味!小笠原のおおらかな雰囲気が、こんな風に人をつなげてくれるのだなと思いました。どこか特別で、素敵な出会いをつなげてくれたやすおん家に感謝です!

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