［記事翻訳・解説］ソウル市がキャンドルで埋め尽くされた！「尹錫悦は退陣せよ！キム・ゴニを捜査しろ！」
原文はこちら（オーマイニュース）
「世宗大路すべての車線が市民でいっぱいです。市庁前も市民でいっぱいです。民生破壊、政治報復、平和破壊、こんな政権追い出しましょう！」（アン・ジンゴル キャンドル行動常任共同代表）
ソウル市庁駅から崇礼門（南大門）まで続く世宗大路の5車線が、キャンドル埋め尽くされた。大邱、江原、済州島など全国から結集した市民は「憲政秩序を破壊する尹錫悦は退陣せよ！」「株価操作、経歴詐称のキム・ゴニを捜査しろ！」と叫んだ。
22日午後4時から市庁駅前で開かれた「全国集中キャンドル大行進」に参加した市民キム・ジンスクさんは、
「尹錫悦大統領の暴走をこれ以上見ていられず参加した。ダブルスタンダードなやり方に我慢がならなかった」と話した。集会現場では制服を着た学生たちが「第一次尹錫悦退陣中高校生キャンドル集会」を、来月5日の午後4時から光化門駅前で開催すると広報していた。
「この地で戦争を絶対に起こしてはならない」市民たちの訴え続く
集会では各地域からソウルを訪れた市民が舞台に上がり尹錫悦政府を糾弾する発言をした。慶尚北道のサンジュ市から来た市民は「サンジュでは米価の暴落に農民が喘ぎ苦しんでいる。先日も生計のために働く青年が機械の下敷きになって死んだ。農民の叫びを聞かず、若い労働者を死に追いやるこの男が国民のための大統領なのか？尹錫悦は退陣しなければならない」と声を高めた。
白髪の男性は「尹錫悦政府が経済、社会、文化、教育、国防を破綻させている。私たちは戦争が嫌だ。この地で戦争を絶対に起こしてはならない。尹錫悦は退陣せよ」と訴えた。
また忠清北道チュンジュ市から来た女性は「考えれば考えるほど熱くなりやって来た。政治事件をでっち上げて、税金を盗み取る奴がこの国の大統領だ。とても我慢することができない」と叫んだ。
この日集会には大学教授、政治家、コメディアンなど各界各層の挨拶も参加した。ウ・ヒジョン教授（キャンドル行動常任共同代表）は
「大統領室がキャンドル集会に対して“憲政秩序を揺れ動かし望ましくない”という立場を明らかにした。これに合わせて政府機関、警察、極右団体が動き、光化門キャンドル革命の命脈を引き継いでこの場に集まった市民たちを脅迫している。だが、この国の主人は国民だ。国民の大勝利で幕を下ろすことになるだろう。」
と力強く述べた。
龍山大統領室までキャンドル大行進
ウン・ウグン教授（キャンドル行動常任共同代表）は、
「尹錫悦は金持ち減税を通じて労働者、庶民、青年、老人のための福祉を大幅に犠牲にした。政治勢力化した検察の暴力が横行し、恐怖政治が執り行われている。自由を口にしながら国民の自由を弾圧し、非常識な政治が日常化している。尹錫悦退陣はもちろん、彼が退陣した後も韓半島に民主主義と平和が実現されるその日まで闘い続ける。」
と述べた。
共に民主党キム・ヨンミン議員は、
「検察によって国が左右されることを、市民の皆さんの力で必ず防いでほしい。違法な法務部予算、検察予算を国会で削減しなければならないか。大統領府移転予算も削減しなければならない。大統領府移転予算、法務部違法予算全体の削減を強く要求する」
と発言した。
大通りを埋め尽くした市民は「株価操作、経歴詐称のキム・ゴニを捜査しろ！」「民生破綻、政治報復、平和破壊、親日売国の尹錫悦は退陣せよ！」などと書かれたピケットを持って尹錫悦退陣を叫んだ。集会を午後6時30分に終えた後はソウル駅から淑明女子大駅、三角地域を経て龍山大統領室の前までキャンドルを持って行進した。
［解説］
韓国で新たな運動の波が起こり始めました。
この日のキャンドル集会には主催者発表で30万人が参加したと言われています。また同じ日に第二の都市釜山でも、尹錫悦退陣を求めるキャンドル集会が行われました。
30万人がどれくらいの規模か、写真で見ていただければと思います。
とんでもない数ですね・・・
また以下のサイトに写真が多数掲載されています。
ところでこの集会の参加者について、ちょっとした論争が起きています。
というのも同じ日にソウル市内で保守派（尹錫悦を支持する稀有な人々）の集会があったのですが、両集会の参加者の警察発表が
保守：35,000人 進歩：15,000人 となっていました。
写真を見れば進歩の集会が15,000人程度なわけないのは一目瞭然なのですが、それではもう一方の保守派の集会の様子を見てみようと思います。
え～何と言いましょうか、これが支持率30%の動員力だ！と言わんばかりの感じですが、残念ながらこれが真実です。
検察改革の時もそうでしたが、韓国で保守派とは「無い」物を「ある」と言い張り、平気で嘘をつく恥知らずな連中のことを言います。例外はありません。
また検察犯罪者尹錫悦が大統領の地位に座ったことで、検察はおろか警察すらも手下と成り下がってしまいました。まったくもって恥ずべきことです。
しかし、一度灯されたキャンドルが沈むことはありません。キャンドルは尹錫悦を徹底的に追い込むでしょう。今後も引き続きキャンドル集会の記事を継続してアップしていこうと思いますので、
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