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【バルサキャンプを3年通訳して感じたことの話】

スペイン留学一年目が終わり夏に一度日本へ帰国した際、運良くサッカーキャンプの通訳の仕事を頂くことになりました。

日本では毎年様々なサッカーキャンプが各地で開催されており、バルサ、レアル、ドルトムント、その他にもたくさんのクラブが主に自国のオフシーズンを利用してコーチを日本に派遣し、育成年代(主に小~中学生)を対象にクラブ独自のメソッドを用いてトレーニングを行っています。

自分はスペインで留学中にバルサキャンプを運営する会社でお手伝いさせていただいたことがきっかけでそのお話を頂くことになり、それから毎年夏は通訳として呼んでいただけるようになりました。

その3年間を通して思ったのは子供たちはもちろんのこと自分自身が成長しているということ。

とくに初めてやらせていただいたときはスペイン留学1年目で学んだことの総まとめとして一つの答えをもらえたような感覚がありました。

ヘススが試合中言ってたことはこういうことか!、と。

自分はサイドの選手として試合に出ていて攻撃のとき、幅をとれ!広がれ!と口酸っぱく言われていました。

*ヘススはアルビバルセロナの監督のことです。

バルサキャンプではその日ごとにテーマがありパスコースを作る、ボールを回す、前進させる、シュートと大きく4段階に分けてトレーニングが行われます。それがとても合理的で、なぜサイドの選手は幅をとるのか、なぜフォワードは深さをとるのか、その一つの答えを通訳を通して学ぶことができたと思っています。

そして今まで自分がどれほど盲目的にサッカーをしていたかということを思い知らされた瞬間でもありました。

選手それぞれが持つ『プレーの判断の正確性とスピード』の能力はもちろん元々のポテンシャルに個人差はありますが、なぜ今そのプレーが必要なのかという点がわかれば最大限その能力値を伸ばすことができます。

なぜなら留学1年目にバルサキャンプの仕事を終えたときに自分が選手として確実に成長した実感があったからです。

それに気づくか気付かないかの差がはっきりと選手の今後の明暗を分けるという点において、指導者の責任ってつくづく重大だなーと思った次第です。


おわり。


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