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力足らざる者は中道にして癈す。今女は画れり/1106

「ねぇ時間」と末妹に起こされた。家を出るまで40分というところで起きた。

今日はおとんの手術の日、と言っても手術から1年後の検査のための手術なのだけど…。


もりもり朝ご飯を作って末妹と二人で食べた。

『ホクサイと飯さえあれば』でブンちゃんが言ってたよ。朝ごはんを食べないと良い1日が過ごせない!って。そうだなぁ。いつしか食べないのが当たり前になってたな。


病院へ行く。父車椅子で手術室へ。小さく見えるのが切ない。手術といっても、カテーテル検査なのだけど。

前の人が長引いて、1時間半ほど待ちながら二人で喋った。

前は、お父さんと二人きりになるのは嫌だった。何を話したら良いか分からなくて、いつも緊張していたし、文句言われたりするのが嫌で遠慮していたと思う

平気になったのは去年から。お父さんが入院して妹ゴンザが入院してから。家族には何でも話そうってあの時決めた。

仕事の話や、妹たちの話、昔話などいろいろ。私もそうだったようにお父さんも、むかしはこんなに仕事の愚痴とか言ってくれなかった。

「世の中についてかないと仕事できねーべよ」といっていた。父、ものづくりの人なので独学でCADとかパソコン周りを学んだらしい。尊敬はしていたけど、ちゃんと父なりの想いがあってそうしたんだなと。頑固せっかちおじたんだと思っていたので見直した。

話をしていたら、今まで当たり前すぎて気づかなかったことに、ふっと気がついた。

父は、私たち三姉妹の可能性を信じていてくれている。

いつもバカにされるし怒られるし「おめーにできるわけあんめ!」って言われるけど、天邪鬼なだけだったみたい。

「🍟は頭の回転がいいからもしかしたら…」とか

「🍅は器用にできちまうから…」とか

「町のだって〇〇なんだから〇〇できんじゃねーの」とか。

じぶんの可能性や未来を期待して信じてくれる人がいるとは、こんなにも心強いんだ。口だけの励ましじゃない。20数年苦労して親をやってきた人から聞くと、本当みがつよい。

私は結局、関わる人の役に立ちたい気持ちは無くならないみたい。"ちゃんとしたい"みたい。
私にできること限られてるし、疲れてたらめんどくさくなっちゃうこともある。でも、「できないときもある」ということを知れば、それでもなおできる手助けは何かなぁと考えられるようになった。

自分が自分の未来を信じないでどうする!(相棒一話でもこのセリフ見たのでたぶん今は運命の時なんだと思う)

追記1121自分の家族を信じるし、じぶんもしんじたい。がんばれーっ

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