【Vol.14】今後のコンテンツにはオリジナルな一次情報がより必要に #SEOJapanNewsletter
※この記事は、9/5 12:30に配信したメールマガジンのバックナンバーです。
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■エイチーム社主催のイベントレポートを公開しました
8/7(水)に大阪で行われたエイチーム社主催の「Ateam Contents Marketing Meetup Vol.1」のイベントレポートをSEO Japanブログにて公開しました。
これからのコンテンツマーケティングを考える【Ateam Contents Marketing Meetup Vol.01レポート】
https://www.seojapan.com/blog/ateam-contents-marketing-meetup-vol-01
海外のカンファレンスレポートは過去に何度も上げていますが、国内のイベントレポートは初となります。
今後のコンテンツマーケティングを考える上で重要なトピックが散りばめられていますので、ぜひご覧ください。
■今後のコンテンツにはオリジナルな一次情報がより必要に
SEOにおいては、コンテンツが何より重要です。
良いコンテンツでないと、ユーザーに価値のある情報を提供することはできませんし、Googleの検索結果においても上位を獲得することは難しいでしょう。
良いコンテンツに必要なのは、「良い体験」です。
そこで、今回は「コンテンツに今後求められるもの」というテーマから、コンテンツを考えてみたいと思います。
01.情報の供給量が増え、ユーザーのリテラシーは向上した
現代は情報過多の時代です。
Googleの検索結果、SNS、電車の吊り下げ広告、テレビCMなど、どこを向いても情報が溢れています。
そんな情報過多の時代においては、個人がそれぞれで正しい情報を判断する必要があります。
何が正しい情報で、何が正しくない情報なのか。
個人(ユーザー)は常に情報の取捨選択に迫られているため、そのリテラシーは大きく向上したものと思われます。
02.ユーザーのリテラシーが高くなるにつれ、一次情報の価値が増す
ユーザーのリテラシーが向上すると、キュレーションのような、二次情報・三次情報をまとめただけのコンテンツは、その価値を大きく下げます。
ユーザーが知りたいのは、ただ役に立つ情報だけではありません。
その情報を実際に活用した人の体験談やストーリーを含めた一次情報を求めています。
たとえば、転職を繰り返しつつも市場に評価されるジョブホッパーのビジネス論は、自らの環境や待遇に悩むサラリーマンが求める一次情報にあたります。
役に立つ道具があっても、使い方と使うメリットがわからなければ、その道具は使われません。
「情報をどのように活用すれば、どうなるのか」、ユーザーは前後の文脈も含めた答えを求めているのです。
03.今後、コンテンツを作成する際に意識すべきこと
一次情報とは、経験から生まれる知見です。
今後、コンテンツを作成する際には、「いかにして一次情報を提供するか」がより重要になります。
特に大事なのは、以下の3つの観点です。
・話者のポジションを明確にする
・調査結果や実験結果などの客観的なデータを添える
・「情報をどのように活用すべきか」を明確にする
「何を伝えるか」「誰が伝えるか」「どう伝えるか」、WHAT・WHO・HOWの3つを踏まえた上でコンテンツを作成していく必要があります。
コンテンツマーケティングという言葉がありますが、良いコンテンツであるからこそ、良いマーケティング効果が生まれます。
今後は、自分にとって都合の良いコンテンツではなく、「ユーザーの役に立つコンテンツとは何か」を問い続けることがより強く求められるでしょう。
■今週ピックアップした記事4本
01.コンテンツマーケティングのKPI問題について考えてみた
コンテンツマーケティングのKPIの設定に悩まれている方は多いのではないでしょうか。
KPIの設定は重要ですが、設定を誤るとKPIを追うために本質的ではない施策を行ってしまうなど、マーケティング施策の意思決定に歪みが生じてしまいます。
この記事では、KGIとKPIだけではなく、「あるべき状態は何か」というCSF=Critical Success Factor(主要な成功要因)というワードに触れ、コンテンツマーケティングのKPI問題に具体例と共に踏み込んでおり、プロジェクトのKPI問題解決の参考になります。
02.ランド・フィッシュキン氏が語る「ウェブ検索2019」| MozCon2019レポート
03.ゼロクリックサーチ50%超え時代に、マーケターはどう対応するべきか
「ウェブ検索」を取り巻く環境は日々めまぐるしい変化を遂げています。
SEOといえばテキストの印象が強いですが、音声検索や画像検索など、ユーザーの検索行動は多様性を増しています。
また、強調スニペットやリッチリザルトによるクリックが発生しない検索(ゼロクリック検索)の割合が50%を超えるなど、対応すべき課題が多いのは間違いないでしょう。
Webマーケターとして、効果的なSEO施策を考えるためには、まず検索市場の現状を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
※SEO Japanの記事:【調査データと考察】一切クリックされない検索は全体の49%。今後は少数の圧倒的勝者にトラフィックが集中する
https://www.seojapan.com/blog/49-of-all-google-searches-are-no-click-study-finds
04.制作費ゼロなのに高粗利を実現!?沖縄No.1のWeb制作会社社長に「サブスクリプション型経営戦略」の極意とWeb制作のこれからを突撃取材してきた!
近年、サブスクリプション(定額課金制)モデルが注目されています。
いわゆる売り切り型とは異なり、サブスクリプションは顧客の満足度がそのまま売上へとつながる興味深いモデルです。
この記事では、沖縄のWeb制作会社が取り入れているサブスクリプションモデルと、その経営戦略について、実際のインタビューをもとにし、非常にわかりやすくまとめられています。
「専門書を読むのは大変」という方でも読みやすい記事となっており、サブスクリプションモデルへの理解を深める第一歩として読んでみてはいかがでしょうか。
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