見出し画像

【Vol.4】SEOにおけるキーワードによる検索意図とユーザーのモチベーションの違い #SEOJapanNewsletter

※この記事は、6/13 12:30に配信したメールマガジンのバックナンバーです。

2019/06/13のトピックをお送りいたします。

当メルマガは毎週木曜日、SEO Japan編集部が集めたSEO/CROを中心としたWebマーケティング全般のニュースを、コラムとまとめて配信しております。

※メールマガジンは以下のURLから登録できます。
http://www.seojapan.com/mail-magazine/

SEOにおけるキーワードによる検索意図とユーザーのモチベーションの違い

SEO(検索エンジン最適化)を行う上で、キーワードの検索意図を推測することは非常に重要です。

検索キーワードには、以下の4種類の性質があるといわれています。

Know:知りたい
Do:したい
・Buy:買いたい
・Go:行きたい

この4種類の検索意図ですが、ユーザーの行動意欲に差があることは知っていますか?

行動意欲が高い→Do・Buy・Go(全体の20%)
行動意欲が低い→Know(全体の80%)

検索意図は「ただ情報を知りたい」「行動するための情報を知りたい」の2種類に大きく分けられます。

SEOの施策は、最終的な目標として、お問い合わせや資料請求の成約数(コンバージョン数)が設定されることが多いです。

成約に至るためには、Webサイトに訪問してきたユーザーが行動を起こす必要があるわけですが、モチベーションの低いユーザーが行動を起こすことはなかなかありません。

SEOによって、お問い合わせや資料請求の成約数を増やしたいのであれば、なるべく成約に近いワードを狙っていくことが定石となります。

たとえば、「〇〇 評判」「〇〇 比較」といったワードは、ユーザーの行動意欲が高いため、そのようなワードで上位を取ることができれば、成約数の増加につながるケースは多いです。

一方で、「〇〇とは」のような、単に概要を知りたがっているワードはユーザーの行動意欲も低い傾向にあり、成約させるのは比較的難しいです。
※ただ、概要に関するワードは検索ボリュームが大きいので、結果的に成約数が増えることもあります

予算や時間に限りがある中で結果を出すのであれば、ユーザーの行動意欲が高く、成約に近いワードを狙っていくのが効率的です。

SEOの施策を行う上では、認知から成約までの流れを考え、「どこに焦点を当てるか」をイメージすると、スムーズに施策を実行できるでしょう。

マーケティングの全体像を考える上では、「AISAS」や「ULSSAS」のようなフレームワークを利用すると、非常に効率がよいのでおすすめです。

※AISASの概要: https://squareup.com/jp/townsquare/how-to-use-aisas-for-marketing
※ULSSASの概要: https://note.mu/muroya/n/n32234cc95f2a

今週ピックアップした記事【4本】

今週ピックアップした記事は、全部で4本です。
今回は、「検索結果の多様性とユーザーの検索意図」を中心にピックアップしてみました。

◆同一サイトからのページを2件までに制限するようにGoogleが検索結果の仕様を変更、多様性を高めるため

これまでGoogleの検索結果では、同じサイト(ドメイン)内のページが3ページ以上表示されることがありました。

しかし、検索結果の「多様性」を確保するという観点からみると、Googleは同じサイトが複数表示されることを好ましく思わなかったようです。

そのため、先日のコアアルゴリズムアップデートと近い時期に、「同一サイトのページを2件までに制限する」という仕様に変更したとのこと。

ユーザーからしても、1つの検索結果上に同じサイトが複数表示されているのは、比較検討がしにくく利便性が欠けるように思えたはずですから、個人的には良いアップデートだと感じました。

特に大規模サイトで影響が多いものと思われます。今後の情報に要注目です。

◆Google検索1位の価値は下がっている?変わり続ける検索エンジンとこれからのSEO対策

Googleの検索結果のレイアウトは、日々変わり続けています。

強調スニペットやリッチリザルトによって、検索結果上のサイトにアクセスせずとも、答えを知ることのできるケースが増えてきました。

本記事では、そんな検索結果の変容とSEOの今後について、マンガでわかりやすく解説されています。

今後のSEOでは、Googleを意識しすぎることなく、よりユーザー目線で考えていく必要があると感じました。ぜひご一読を。

◆【調査データ】若者はスニペットとナレッジパネルから情報を得ており、検索結果をクリックしない

「強調スニペットやリッチリザルトがサイトへの流入を減らす」とはよくいわれるものの、「実際にユーザーがどのように行動しているのか」が明らかにされる機会はほとんどありませんでした。

この記事は、検索結果におけるユーザーの行動について、海外のリサーチャーが実際のユーザーを対象に調査した結果の翻訳記事となっております。

日本で調査されたものではないので、日本の状況と若干食い違うかもしれませんが、参考にはなるかと思います。

◆SEOにおける、検索者の”意図”を理解することの重要性

本メルマガの上の部分で、「検索者の意図とモチベーション」について簡単なコラムを書きましたが、こちら専門家による本質的な解説記事となっています。

ユーザーの「検索意図」や「インテント(背景)」を知ることはSEOに限らず、マーケティングにおいては非常に重要になります。

特に企業のWeb担当になって、まだ日が浅い方におすすめな記事です。

このように、SEO Japanでは、海外の有益な記事を翻訳・公開しています。
専門的な表現が多く、若干読みにくい点はあると思うのですが、SEOやWebマーケティングについての知見を広める上で役に立つかと思います。
ぜひお時間がある時にチェックしてみてください。

Webマーケティングについて気になることはありませんか?

SEO Japan編集部では、皆様からのSEOやCRO(コンバージョン率最適化)をはじめとした、Webマーケティングに関する疑問やトピックを受け付けています。

当メールマガジンで取り上げてほしいトピックなどがございましたら、ぜひseo-magazine@ioix.comにご連絡ください。
次回以降のマガジン内にて、取り上げさせていただきます。

SEOJapan編集部(中の人)より

最近のSEO業界を見ていると、SEOは手法というより概念的なものになってきており、マーケティングの本質と近づき続けているという印象を受けます。

アイオイクス社はSEOを主軸とした会社ではありますが、解決策としてはSEOに限らず、より広い視点でWebマーケティングを捉えていく必要があるなと日々感じています。

SEOやWebマーケティングを考える上で、このメルマガやSEO Japanの記事が何かの参考になれば幸いです。

アイオイクスでは、新たなメンバーを募集しています

アイオイクス株式会社では、一緒にWebコンサルティング事業を担っていただけるメンバーを募集しています。
SEOやCRO(コンバージョン率最適化)を中心としたWebマーケティングについて、深く学べる環境です。
SEOやWebマーケティングに興味のある方はぜひご応募ください!

今後も週1回、SEOやWebマーケティングに関するニュースを配信して参ります。
もし、よろしければ当noteをフォローしていただくか、以下のURLよりメールマガジンを購読いただければ幸いです。