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【Vol.3】SEOでユーザーの検索意図をリサーチする方法 #SEOJapanNewsletter

※この記事は、6/6 12:30に配信したメールマガジンのバックナンバーです。

こんにちは、SEO Japan編集部です。

2019/06/6のトピックをお送りいたします。

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SEOでユーザーの検索意図をリサーチする方法

SEO(検索エンジン最適化)で上位表示を狙うためには、ユーザーの求める情報をコンテンツとして提供する必要があります。

ユーザーは検索する時に、必ず何かしらの「検索意図」をもって検索しています。

たとえば、「青汁 ダイエット 効果」で検索するユーザーには、「青汁にダイエット効果があるのか知りたい」といった検索意図があります。
もっと踏み込むと、「青汁にダイエット効果があるのなら、購入して試してみたい」という気持ちが少なからずあるはずです。

このようなユーザーの「検索意図」をリサーチするためには、大きく分けて3つの方法があります。

【検索意図をリサーチする方法】
1.検索結果(SERPs)を見る
2.質問サイトを見る
3.実際に悩みを抱えている人に聞く

1.検索結果(SERPs)を見る

検索意図をリサーチするための基本となる方法が、「検索結果(SERPs)を見ること」です。

実際に検索エンジンにキーワードを打ち込んでみて、上位に表示されている記事の内容や構成をチェックします。

「上位に表示されている記事=Googleが検索意図を満たしていると判断している記事」なので、上位の記事を分析することで、コンテンツ作成の方向性のヒントを得ることができます。

※あくまでもヒントであり、上位記事の内容をコピーするのは効果が薄いですし、本質的ではありません。

2.質問サイトを見る

検索結果を分析しただけでは、ユーザーのリアルな悩みを知ることは難しいです。

そこで、ユーザーのリアルな悩みを知るために有効な方法が、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの「質問サイトを見ること」です。

ユーザーが直接質問を投稿する質問サイトには、ユーザーの「生の声」が集まるため、検索結果だけではわからない、より深い悩みを知ることができます。

決して質の高い質問ばかりではありませんが、ユーザーのリアルな感情を把握するのには良い方法です。

3.実際に悩みを抱えている人に直接聞く

ユーザーの検索意図をリサーチする方法として、一番良いのは「ユーザーに直接聞くこと」です。

・自社のサービスを利用しているユーザー
・家族や友人など、身近な人
など、生の声を直接聞くことができれば、それに越したことはありません。

また、クラウドソーシングを利用するのも有効です。

クラウドソーシングには「タスク」という仕事の発注方法があり、テーマと件数の上限を決めておくと、テーマに沿った文章を簡単に集めることができます。

たとえば、テーマを「ダイエットに関する悩みや体験談」などとしてタスクを設定すれば、能動的なユーザーの生の声が収集可能です。

検索結果・質問サイトの分析や、ヒアリングなどの方法を駆使し、ユーザーの検索意図をリサーチすることで、SEOに強いコンテンツの作成に近づきます。

SEOというと、つい検索エンジンの仕組みやコアアルゴリズムのアップデートの内容に注視しがちです。
もちろん、SEOはGoogleのプラットフォーム上での施策であるため、そういった視点も大事になるでしょう。

しかし、真に重要なのは、ユーザー目線に立つこと。

SEOの施策を行う上では、まずユーザーの検索意図を理解し、ユーザーの役に立つコンテンツの作成に注力していきましょう。

■参考

今週ピックアップした記事3つ+おすすめの本1冊

今週ピックアップした記事は、全部で3つです。

今回は、6/4に行われた「Googleコアアルゴリズムアップデート」をテーマにピックアップしました。

また、中の人が最近読んで面白いと感じた本を1冊ご紹介します。

◆キーワードカテゴリの順位変動幅|Gyro-n SEO

今回のアルゴリズムアップデートによる順位変動のグラフです。
主に「医療・クリニック・美容・エステ」のジャンルにおける順位変動が大きい模様。
やはりGoogleはYMYL領域には特に注視してアルゴリズムのアップデートを行っているようです。

また、ウワサによると、市区町村などの公的機関からの被リンクの影響が薄くなったとのこと。
不自然な被リンクの効果は段々薄れているといってよさそうです。

◆【June 2019 Core Update】2019年6月、広範囲にわたるコアアルゴリズムのアップデートをGoogleが開始

今回のコアアルゴリズムはGoogleから公式にアップデート予告がありました。

「事前告知した Google SearchLiaison の Twitter アカウントを運用する Danny Sullivan(ダニー・サリヴァン)氏によれば、事前告知の理由は、後からではなく先に伝えてほしいという要望が多かったからのようです。」
※記事からの引用

アップデートがあったからといって、「ユーザーの役に立つコンテンツを作ること」という原則は変わりません。

今後しばらくアップデートの影響による順位変動は起こりますが、そちらに注視しすぎることなく、サイトの運営を行っていきましょう。

◆ネットをよくするって、どうすれば: JADE設立について

「検索エンジンの使用に関する無知や誤解がもとで、本来ならばより成長すべき素晴らしいサービスの自然な成長が阻害されている、ということはしばしばあります。」
※本文からの引用

SEOはよく「検索順位を上げるための施策」と捉えられますが、中身のないコンテンツをSEOハック的な方法で上げることは本質的ではありません。

「サイトに訪れたユーザーが行動した結果、それがどのような良い結果をもたらすか」に注力することが必要になってきたといえます。

まずは良いコンテンツ・サービス。それをサポートするSEO。

基本ではありますが、近ごろのSEOの動向を見ていると、その傾向がより強まってきたように感じます。

◆おすすめの本「予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」」

マーケティングとは、ある種「人の心理をどう捉えて戦略に落とし込むか」というものです。

そのためには、人の自然な心の動きや傾向を知っておく必要がありますが、この本はそんな人の心について実験を通して深掘りした本になります。

あまりにも有名な本なので、既に読まれている方もいるかもしれませんが、読んだことのない方はぜひ一度読んでみていただければと思います。

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