【Vol.21】Googleコアアップデートを受けて考えるべきこと【2020年】
こんにちは、SEO Japan編集部の石戸です。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
連休明けの1/14(火)、Googleによるコアアップデートの告知が行われました。その後、ほどなくしてGoogleのアップデートが行われています。
今なお、順位は変動していますが、海外の記事によると、2019年9月のものより大きめのアップデートとのことです。
今回は「Googleコアアップデートを受けて考えるべきこと」というテーマで、「Googleのアルゴリズムアップデートとどう向き合うべきか?」を書いてみたいと思います。
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【2020年】Googleコアアップデートを受けて考えるべきこと
新年早々、Googleによるコアアップデートが行われました。
コアアップデートは主にYMYL領域(人の健康や財務に関連する領域)をターゲットとしたものです。YMYLに近い領域ほど、変動が大きくなる傾向があります。
今回のアップデートで「サイトの順位が下落してしまった」という方もいるかもしれません。
通常、コアアップデートによって変動した要素は次回のコアアップデートまでそのままである傾向があるため、焦って対応しても大きく順位が上がることはありません。
つまり、基本に忠実にサイトを運営していくしかないのですが、ここでは、その基本を振り返ってみたいと思います。
SEOの基本は、コンテンツとリンク
SEOにはいろいろな要素がありますが、基本はシンプルで「コンテンツ」と「リンク」です。
・コンテンツの質と量
・リンクの質と量
コンテンツとリンクの2軸から、コアアップデート後にやるべきことをリストアップしてみます。
コンテンツで見直すべきこと
サイト内のコンテンツで見直すべきことは、以下の3点です。
①ユーザーのニーズを理解する
→変動後の検索結果を見て、ユーザーが何を求めているのか理解する
②個々のコンテンツの質を高める
→ユーザーは知らないが、潜在的に求めている情報を追加する
→質の低い記事をリライトする、または削除する
③コンテンツの関連性を高める
→サイト内で孤立しているページをチェックし、適切にリンクを繋ぐ
→サイト内の内部リンクの繋ぎ方を見直し、コンテンツ同士の関連を強化する
つまり、「変動前・変動後の検索結果からユーザーのニーズを理解し、コンテンツの質を高める・コンテンツ同士の関連性を高めること」が必要です。
当然、検索結果だけがすべてではないため、本や公式資料から情報収集したり、ユーザーにインタビューしたりと、「足で情報を集めること」が求められます。
インターネット上にある情報は参考程度に留めておき、「質の高いコンテンツ」を追求していく必要があります。
リンクで見直すべきこと
サイトへのリンクで見直すべきことは、以下の2点です。
・評価の高いドメインから、リンクを受ける
・自身のサイトと関連性の高いサイトからリンクを受ける
少し前提の説明が必要となるので、E-A-Tという評価軸について解説してから具体的な方法を解説していきます。
サイトの評価軸:E-A-T
サイトの評価軸はコンテンツのほかに、E-A-Tというものがあります。
E-A-Tとは、
・専門性(Expertise)
・権威性(Authoritativeness)
・信頼性(Trustworthiness)
の頭文字をとったものです。
E-A-Tは、客観的なサイトの評価の指標です。
客観的な評価が高いサイトは、E-A-Tが高くなり、結果として検索結果の上位に表示されやすくなるのです。
逆に言うと、検索結果の上位を狙うのであれば、サイトの客観的な評価を高める必要があります。
※参考:グーグルは検索結果の情報が正しいかどうかを判断していないだって!?【SEO記事12本まとめ】
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/09/27/34026
リンクを受けることにより、サイトの評価を高める
前提が長くなりましたが、サイトの客観的な評価を高めるには、やはりリンクを受けるのが効果的です。
ただし、人工的なリンクや質の低いドメインからのリンクを大量に受けても効果がありません。
質の高いリンクを受けるためには、
・質の高いコンテンツを読者に提供して、引用リンクを貼ってもらう
・関連性の高いサイトからリンクを貼ってもらうよう、運営者に依頼する
・インターネット外での活動によってリンクを受ける
などの積極的な活動が重要になります。
むしろ、サイトの評価を高めるためには、サイトの質を高めること以外にも注力した方が良いでしょう。
Google検索以外でサイトを知ってもらい、その影響をSEOに還元する。このような思考が必要です。
Googleコアアップデート後にやるべきことまとめ
・ユーザーのニーズを理解する
・個々のコンテンツの質を高める
・コンテンツの関連性を高める
・質の高いコンテンツを読者に提供して、引用リンクを貼ってもらう
・関連性の高いサイトからリンクを貼ってもらうよう、運営者に依頼する
・インターネット外での活動によってリンクを受ける
コアアップデートがあったからといって、サイトをユーザーのために改善していくことは変わりません。
「〇〇をすれば順位が改善する」など、魔法のような施策はありません。
コアアップデートによる影響を受けたら、改めてサイトの課題を見直し、優先度の高い課題からひとつひとつ取り組んでいきましょう。
SEOJapan編集部(中の人)より
Googleのコアアップデートは年末より年始に行われる傾向があるようです。
検索結果を見ていると、コンテンツの質も重要ですが、それ以上にサイトの信頼性(いわゆるE-A-T)がよく見られていると感じます。
現実とインターネットの世界の境目がなくなりつつある今、現実に知名度のある企業のドメインが上がりやすいのは必然なのかもしれません。
検索という枠にとどまらず、TwitterやYouTubeなどの各種SNSや、プロモーション施策により、認知度を高めていく必要がありそうです。
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