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SEO施策の効果が出るまでの期間 - Weekly SEO(2020/6/14)

SEOおたく(@seootaku)です。

今週も個人的には刺さるSEO情報が多かったです。

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Altタグの最適化

なぜAltタグがSEOにおいて重要なのかが書かれています。

1. アクセシビリティを上げるため
2. トピックの関連度を高めるため
3. Google画像検索で高順位を取るため
4. アンカーテキストとして画像リンクの評価を渡すため

1と3はよく言われることですね。

ただ、個人的には、2と4がSEO的に重要だと思っています。特に4の画像リンクのアンカーテキストとしての効果は忘れられがちですが重要ですね。

リーズナブルサーファーモデルでは、アンカーテキストの内容も考慮してリンク先に渡るPageRankが決まります。

関連度の高いページ同士をリンクで結んでいることを検索エンジンに伝えるために、画像リンクのaltはアンカーテキストと同じくらい意識しましょう。


SEOテキストは重要?

Googleがこれ言っちゃうかーって内容でした。

データベース型サイトのSEO担当者なら一度は実施を考えたことがあるであろうSEOテキスト施策についてです。

SEOテキストとは、いわゆるクローラーに向けて書くコンテンツで、ページ内容をクローラーに理解させるためにページ内に挿入するものです。

基本的には、ユーザーが読むことを想定していないで書くことが多いですね。

例えばこんなやつ↓

▼楽天の冷蔵庫のリストページ

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紹介した記事によると、Googleのジョン・ミュラーが次のように述べたそうなので、やはりSEOテキストはそれなりの効果がありそうですね。

ミューラー氏によれば、(アイテム詳細ページへの)リンク以外のコンテンツが何もないと、上位表示するのは難しくなるとのことです。


Webスパム

2019年のスパムレポートが出ましたね。

特筆すべき内容はあまりないですが、nofollowがヒントとしてみなされるようになったことはアルゴリズムの変化を考える上で押さえておきたいです。

これまでは、スパムリンクを評価しないためにnofollowリンクを無視していたGoogleが、あくまでもnofollowをヒントとして扱うようになりました。

つまり、nofollowリンクであっても評価される可能性が出てきました。

僕も全く同様に思います。

例えば、Wikipediaのリンクはnofollowですが確実に効いてる感覚はありますね。


セマンティックサーチ

セマンティックサーチとは、文脈を通じて検索者の意図を理解し、アンサーを返そうとする検索技術です。

英語での検索の例でしたが、「緑色の小さいジェダイのあいつって何歳?」と検索すると、Google検索結果では「900歳」と強調スニペットで返してくれます。

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検索キーワードにはYodaと含まれていないのに、検索者の意図を汲み取ってこの結果を返すことができているのです。すごいですよね。

セマンティックサーチは、次のような箇所で技術的に利用されています。

・ナレッジグラフ
・ハミングバード
・RankBrain
・BERT

それぞれの詳細は割愛しますが、Google検索のコア技術に利用されているんだなあと思っていただければ。

ちょうど2019年にWikipediaが死ぬほどトラフィックを失ったって記事がありましたが、これもセマンティックサーチの進化によってナレッジパネルなどで答えを返せるようになったからです。

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クリックが生まれないようにしていますね。

妄想ですが、GoogleはCPCで収益を得る企業です。誰も広告を出稿しなかったり、そもそものCPCが低いキーワードでの検索はすぐに完結させ、よりCPCの高いキーワードを検査させたいはずです。

Knowクエリの検索はお金にならないのですぐにアンサーを返してしまうことで、検索時間当たりのDoクエリ検索数を増やそうとしているのかなと思ったりします。

余談でした。

話を戻すと、セマンティックサーチに対応していくためには次のことが必要だそうです。

キーワードではなく、トピックをターゲットにしてコンテンツを作る
・検索意図を考える
・セマンティックマークアップをする(HTML5とか)
・構造化マークアップを利用する
・自分のブランドがナレッジパネルに出るエンティティとして認識させる
・リンクを通じて関連性を伝える

どれも小難しいですが、持ち帰りとしては「キーワードを狙うんじゃなくてトピックをターゲットにコンテンツを作ることを意識する」ですかね。

トピックを狙うことで、結果的に、キーワードが取れるようになると思います。


SEO施策の効果が出るまでの期間

SEO施策の効果が表れるまでの期間についての考察が書かれています。

結論、Googleの公式発言によれば4ヶ月〜1年です。

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施策の投資対効果を出す必要があるSEO担当者は非常に苦しい思いをしているかと思いますが、それもそのはずです。

一瞬で効果が出るような施策もあれば、次のアップデートまで待たないと効果が表れないような施策もあります。

SEO施策の効果が出るまでの期間を尋ねられたら、下記のGoogle公式の動画のURLに「1:40のところを見て」とテキストを添えて送るようにしましょう。


まとめ

今週は、SEOの本質を学ぶような記事が多かったです。

小手先の技術も大好物ですが、本質を知った上で小手先を学ぶのとそうでないのとでは、考えつく施策の幅も変わってきますよね。

今回紹介した記事たちも参考にしながら、SEOの本質も少しずつ勉強していきたいところです。


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