見出し画像

2023年富士ヒル初参加 ボロボロ雑記(26)

富士ヒルの参加レポは、日々の努力・トレーニングが結実した皆様の、
輝かしいレース結果を拝見する機会が多いですが、
本シリーズは「やっちまったよ初参加」タイプのズタボロ参加雑記です

◆朝食〜出発準備


(1)朝食

ウツラウツラ。
少しは眠れたんだか、
どうなんだかわからないような感じで、
アラームを設定した04:00より前に、
また眠れなくなってしまった。

03:45頃、眠るのを一度諦め、
コンビニで買っておいた食べ物を持って食事スペースへ移動した。
(カプセル内での飲食はNGとのこと)

食事スペースへ行くと、既に数名の方がお食事中であった。
こんな夜中というか、早朝に食事をとっているということは、
皆、本日富士ヒルへ参加される方なのであろう。
特に雑談をするわけでもなく、皆、黙食なさっていた。

パン、サンドイッチとおにぎり

コンビニで買っておいたのは、

あら挽きウインナー&カレーパン。
ハムのサンドイッチに
チャーシューマヨネーズおにぎり。

軽めのサンドイッチから食す。
食欲は普通にある。
サンドイッチをペロリとたいらげ、
勢いで
おにぎりも食べてしまうことにした。

けっこうイケる

ベテランさんたちは、
糖質がエネルギーに変わるタイミングなどを
レース出走時間から逆算して朝食をとるようなことを
どこかで見聞きしたような気もするが、
もちろん、
私はそこまでは気にしていなかった。
揚げたパンは、若干胸やけしそうであったし、
(自分のチョイスだろ)
パンまでは食べずに朝食を終えた。


(2)出発準備開始

カプセル内に戻り、しばしボーっとする。
「さあ、どうする!?」
もう一度仮眠してみようか?
そう思い1時間後くらいにアラームを設定して、目を閉じてみた。

・・・。

やはり眠れない。
目を閉じている分、
聴覚がやけに鋭敏だった。
デビルイヤーは地獄耳。

04:45頃、

気がつけば、早朝だというのにカプセルゾーンも
妙にバタバタし出した。

ダッシュ ダーッシュ ダシュッ!

富士ヒル大会当日の朝だということを
何も知らない宿泊者の方は
「いったい何事か!?」
と思ったことだろう。
富士急ハイランドが楽しみ過ぎて、
早朝に起きてしまった大人
がこんなに沢山いるのかと。

若しくは、
災害か何かが発生したのではないかと、
心配なさった方
も居られたかも知れない。

同じ大会参加者として
大変申し訳なく思うところだが、
カプセル内に居ても、富士ヒル参加組の多くが
皆、活動開始したことが、
音と空気感で伝わってくる

皆、戦う準備に入ったのだ。
皆、気持ちはもう富士五合目へと登り始めているのだ。

「また置いていかれてしまう」

心がざわついた。
昨日、大会受付の後
夕暮れの中で見た光景がフラッシュバックする。
遠くからただ眺めているだけではダメだ。

私もどうにか本流に乗らねばならない

待ってくれ。
みんな、待ってくれ!

もはや、カプセル内でじっとしてはいられなかった。
そうして、
カプセル内から這い出た私もまた、
出走に向けて準備を開始したのだった。


(3)ゼッケンとツールケース(ボトル)

05:00頃、まずはゼッケンをつけ直す。
昨日、カプセル内でなんとなく、
つけてみてはいたのだが、
初めてなので勝手がよくわからない。
背中のよく見える所で良いのだろうか。

いや、背中な

ゼッケンが曲がっている気がしていたので、
共用スペースのテーブルを間借りして、
半袖ジャージを広げ、
ゼッケンに付属してきた安全ピンで4カ所をとめ直した。

うーむ。
ウェアは安物なので安全ピンでとめるのは良いとして、
4カ所固定が、どうも心もとない
紙のゼッケンなんだけれど、
これで破れたり、バタついたりしないものなのだろうか。

今になって、
布にも使える両面テープでも持ってくれば良かった
と思ったが後の祭り。
せめて普通の両面テープでも貼ってみるか?
後でコンビニへいって調達してみよう。

その前に、
ツールケース(ボトル)の中身を減らすことにした。
普段からビビリな私は、
ツールケースにあれこれ忍ばせ、、、
いや、しこたま詰め込んでおり、
とにかくズッシリと重たかったのだ。

参考。普段使い時

試しに、2024年2月時点の、
ツールケース(ボトル)重量を計測してみたら、
あらま
734gもあった。

富士ヒル後に、
特に大きく何か買い足してはいないので、
(2RUNくらいかな)
2023年富士ヒル当日も
だいたい似たような重量であったと思う。

開いたところ

うーむ。
マンダム。

中パンパン。
参考までに中身を出してみると、、

こんな感じ

何が重たいのかなー。
ディレイラーハンガーが3つも入ってるからかなー
折りたたみのペンチかなー
鍵が3つも入っているからかなー
単独のアーレンキーがなんか2つ入ってんな、、、

・・・。

ま、
そういうヤツなんすよ。
わたしゃ。

そらー
重たいわな。
アホやで。

さすがに減らした

重量は軽ければ軽い方が良い
大会には本当に必要最低限の物のみを
携行する参加者さんも多いことだろう。

ただ今年の私は、
ひとまずは頑張ってはみるものの、
極端に言ってみれば、もはや
富士ヒルをまずは体験するための
「記念参加」
的な意味合いもやや強く、ガチではない。
(と、自分への言い訳を沢山用意)

なので、
思い切って、ツールボトル一式を置いていこう!
ということはやらなかった。
(※今回はね!)

なぜかというと、

富士ヒルは、
大変多くの人(2023年は申し込み時8,000人)が参加する大会である。
仮にパンク等(ってかパンク)のアクシデントがあった場合、
運営の方や、他の人に頼るのではなく、
自分で対処出来るレベルのものは
自分で対処して、登って安全に降りてくる。

それをするために必要な、
最低限の道具やスペア・補修パーツを携行する
ということは、
参加する一(いち)サイクリストとしての
「心意気」ではないかと。

記憶にしたがって、私が
かなりデフォルメしている感はあるが、
おおむねは、上記のような主旨の記事を
諸先輩方のブログのどこかで拝見したことがあり、

「なるほど。ごっつぁんです」

と、
私のような者が生意気なようではありますが、
その心意気に賛同したい
と思ったからでありました。

と、ここまで偉そうな事を語ってはいますが、
かくいう私も携行するのは「必要最低限」。
ハンドポンプに、交換用のチューブ1個、
タイヤレバー、タイヤブートに、パッチ数枚

パッチがあるから、
3〜4回のパンクまではなんとかなる気はした。
(そんなにはパンクしねーだろ)

ちなみに次回以降は、
藁(ワラ)にもすがる思いで、
場合によってはツールケース丸ごと
置いていくかも知れない。


(4)トイレと着替え

大会当日朝、コンビニ帰りにパシャリ

チンタラと準備していたら、
気がつけばもう05:30頃
ゼッケンをよりしっかりと固定すべく、
両面テープを求めて、ひとまずコンビニへ。

むむむ!
無い!

考えることは皆一緒か!?
両面テープは売り切れていた
仕方なく諦める。
代わりに油性ペンを購入した。
(アホ?)

なんて。
これは、よく見かけるブロンズとかの
参考ラップタイム目安を、
メモしてステムに貼ろうと思ってのことでした。

やっつけ感がスゴイ

さて、後はもう、
着替えて、荷物をまとめて出発するのみ。

ん?
おっと、重要なことを忘れていた。

出すべし!出すべし!

おトイレでござんす。

大会会場のトイレは、
長蛇の列になると聞いた気がした。

好きに行けるタイミングで、
出すもんはしっかり出しておかないと、
レースどころではなくなる。

おかげさまで、
普段から快便太郎(誰?)のため、
特に困ることもなく、スッキリ。
このタイミングだけでなく、
念のため、何度かトイレには行っておいた。


いよいよ、
ロッカールームで着替えに入る。
富士ヒルの参加者さんが何人か着替えていた

「いよいよですね!」
「ええ。お互い頑張りましょう!」

なんていうちょっとした会話は無く、
皆、集中力を高めつつ、
黙々と着替えに集中しておられる感じがした。
(まぁ、そもそも朝っぱらで静かにしないとですしね)

さて、
私も着替えを始めながら、
寒さ対策を考える。

今日もなんだかんだで、
登っていくと寒くなるよね?

今のところ晴れているが、
雨や寒さ対策として、
購入してみていたホットジェルなるものを塗ってみる。

ホットジェル(HARD)

なになに?
へぇー。
トウガラシエキスが入っているのねー。

裏面のアップ

必ずご使用前に、パッチテストを実施してください。

「・・・。」

そっすか。。。

塗ります!塗ります!


さあ!
迷っている時間はねぇ!
(アンタがチンタラ準備してたからな)

塗るべし!
塗るべし!

事前のライド等で試せておらず、
ぶっつけであったため適量がわからなかったが、
ふくらはぎ、太もも等
主に脚まわり中心に塗り塗り
してみた。
(ホットジェルの私への体感効果については、
 タイトルにある通り、
 その後、それどころではない状況になり、
 結局、よくわからずじまいだった)

着替えた格好はといえば、

・長袖インナー(ややあたたか目のやつ)
・その上に夏用メッシュ半袖ジャージ
・夏用ビブ
・レッグウォーマー
・普通のサイクルソックス

という感じ。
これに加えて、
最終的には春、秋用くらいのグローブに、
シューズカバーをするつもり。


(5)いざ行かん!

ロッカー、忘れ物なし!

荷物を全てリュックに詰め込んだ。
このリュックは、
帰りに利用する高速バスのバス停にある
コインロッカーへ先に預けていく。

大会時に脚に着ける計測タグ
そのコインロッカー前にて装着する予定のため、
リュックのうち、
チャックのあるポケットにしまった

「さあ、行こうぜ!!」

気合い一発。
06:20頃

やや緊張し始めつつも、
期待と不安を抱きながら、
エントランスに続く階段を、
一段、また一段と
ゆっくり降りて行くのであった。


ーーー続くーーー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?