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2023年富士ヒル初参加 ボロボロ雑記(29)

富士ヒルの参加レポは、日々の努力・トレーニングが結実した皆様の、
輝かしいレース結果を拝見する機会が多いですが、
本シリーズは「やっちまったよ初参加」タイプのズタボロ参加雑記です

◆富士北麓公園~料金所



(1)計測開始位置までなかなかたどり着かない

スタート会場である富士北麓公園を出て直ぐ左へ。
計測開始地点まではゆっくり進む。
いわゆる、パレードランってやつになるのだろうか?

会場を出て直ぐの道は昭和大学通りにつき
会場に向かってきた時と同じように上り勾配
そんな上り坂で、いきなりの渋滞
本当いきなりでござんした。

google mapより。富士北麓公園前

周りの参加者さんとの安全マージンをとって
ゆっくりと進もうとしていたが、
あっという間に、前走者との間が詰まってしまった。

「きついとは思いますが、
   後ろからも続いていますので、
 足をつかず、
  止まらないで進んでください。
   ><」

状況的にも仕方のないことであるが、
整理担当のスタッフさん(?)から、
上記のような旨の
なかなか厳しいオーダーが飛ぶ。

毎年こうなのだろうか?
初参加の身としては、これには身構えられておらず
「いやいや、それ普通に厳しいっす!」
というのが率直な感想であった。

脚に力を入れ続けて、本当にゆっくり進むことで、
なんとか足をつかないようにしていた。

ベテランさんや上手い人であれば、
全身を使ったり(?)
スタンディングスティルしたり(?)
若しくは、「上手ないなし方」があるのかも知れないが、
私レベルでは、
普通にこの時点でいくらか脚を使ってしまったというか、
脚に負荷をかける結果となってしまった。
うわーん!(涙)

もちろん、これは私だけに起こった話ではなく、
同時間帯、はたまた別の時間帯でも発生していた可能性も高く、
他の参加者さんも条件は同じであったのであろうが、
下手くそな私は、
朝の計測チップ(タグ)忘れダッシュに加え、
スタート前にまたひとつ、
余計なダメージを負うことになってしまった気がした。

Google Mapより。
ここらへんはやや平たん

その後、丁字路を右に曲がるところだったか、
曲がった後だったか、
やや平たんな道に出たあたりで、
とうとう一度、流れが完全に止まってしまい
足をつくことになってしまった

「まさかこの先ずっと、こんな調子じゃないよね?」

過去の大会の動画からも、
そんなことはない」ということはわかっていたのだが、
あまりの渋滞っぷりに不安になる。

ようやくいくらか流れ出した

しばらくすると、
ようやく、いくらか流れだしホッとする。
この頃は流れに乗って
ただ無心でペダルを回していた。

近くを走行していた参加者さん達はお知り合い同士のようで、
そんな間も、
会話しながら待ったり、走っておられ、
仲間と参加するのも楽しそうだなぁ
と妙に羨ましく感じた。


(2)計測開始

そうこうしているうちに、
徐々に流れが速くなってきた。

Google Mapより。
計測開始地点へ

さあ。
胎内交差点を左折すれば、いよいよ計測スタート地点。
まわりの空気も、参加者さんの表情も、
一気に大会モードに切り替わったのが伝わってくる。

「よっしゃ!
 オイラも行くぜ!」

今思えば、
既に結構な感じで場の空気に飲まれていたと思う。
何事も経験値というのは重要だなと思った。

google ストリートビューより。
計測開始地点

計測開始地点へ到達。
この近辺で、他のお仲間さんを止まって待っている人を見かけた。
なるほど、なるほど」
と思いつつ、私には待ち合わせている人はいないので、
そのままGO

この地点では、サイクルコンピュータの
開始ボタンだけは押し忘れないように
ただひたすら

「サイコン」
「サイコン」

と脳内で呟きまくっていた。
よっぽど周りにも

「サイコン 開始~!」

と叫んでみようかとも思ったが、
私のような者がシャシャリ出て、
開始時に周りをパニくらせる結果になっては
目も当てられないので、やめておいた。

無事、サイコンでの計測もスタート。
足につけた計測チップ(タグ)はちゃんと反応してくれただろうか。
あんだけダッシュして取りに帰ったんだ。
よろしく頼むぜ。
(自分のミスなんだけども)

Googleストリートビューより。
料金所へ向かうところ

(3)料金所へ

さぁ。
前情報でわかっちゃいたけれども、
いきなり、まあまあな勾配が登場。

2023年 富士ヒルクライム コース全体図より引用(1)

【参考】2023年 富士ヒル クライム コース全体図

よく、
「序盤の料金所までは踏みすぎてはいけない。
 決して周りに流されず、あくまで自分のペースで。」
という話はきく。
もちろん私も聞いていた。
頭にも入っていたので、ここは自制した。

でもね、
皆さん、カッ飛んでいかれるんですよ。
横をビュンビュンと。

このなんか
「置いて行かれる」
感はなかなかですよ。
己との闘い。

Googleストリートビューより。
料金所。当日は左側の柵は無い

そんなこんなで料金所前の、
やや急こう配箇所を通過し、料金所へ。
その後は、勾配も落ちついてくるはず。

・・ハズ。
・・・ハズ。
・・・・バルス。

Googleストリートビューより。
1合目へ向かう途中

勾配、料金所前よりはマシなんだよね?
コレ。マジ?

というレベルで、
一度試走しているとはいえ、
ヒルクライム慣れしていない人間にとっては、
もはや、
坂はみな同じ
ボールは友達。

実際に初めて走った富士ヒル。
走行ラインはざっくり、3車線の高速道路と似た感じだった。

(1)一番左あたり:スローペース、マイペース走行車線。
(2)真ん中あたり:走行車線。アベレージ速度でじわじわ走行。
(3)右側あたり :追い越し車線。ガンガン進む。

混雑具合、密集度に関しては、
私が感じたところでは、
スタート時の渋滞を経て、料金所前で一旦それは緩和され、
その後はずっと、そこそこ混雑していたように思う。
特に(2)の走行ラインは、途切れることなく誰かしら人が走行している
という印象でした。

たまに、
「すみませーん!道開けてー!」
と追い越しラインを猛スピードで駆け上がっていく人もおられた。
いろんな速度の人が混じっているので、
安全走行やトラブル回避のために、
ハンドサインや、声出しは特に効果的、重要だなと思った。

皆さん凄いな~。
気圧されながら進んだ。

そんなこんなで、
まだまだ始まったばかりだが、
10速のギアはあっという間に売り切れ、
ローか、ローから2枚目で走るのがやっとの状況であったが、
晴れた空、澄んだ空気の中、
「今、富士ヒルクライムを走っている!」
という実感は大いにあった。

そうさ!
まだオイラの富士ヒル2023は始まったばかりだぜ!

ーーー続くーーー


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