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今経験していることの「差異」があなただけの「オリジナルコンテンツ」を作る

2年前にうつ病で会社を辞めました。

妻の協力や主治医の適切な指示のおかげで、なんとか回復して現在に至ります。

苦しい期間にはこんなことを考える余裕はなかったのですが、あらためて振り返ると貴重な経験だったと思っています。

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うつ病で会社を辞めたことで、もしかしたら社会的には「窓際」の人になってしまったのかもしれません。

しかし、最近はポジティブに捉えようと意識が変化してきています。

というのも、10年勤めた会社を辞めたこと、その後の2年でチャレンジしたことは、私の人生に語るべき「差異」が発生した期間だと思うからです。

現在、多くの方々が逃れようのない外部要因によって「変化」をせざるを得ない時代を迎えています。

この記事では私の経験した「退職」と、個々人の持つ「コンテンツ」に関してお話しさせて戴きます。

「コンテンツ」とは何か?

ここでいう「コンテンツ」とは文字通り「中身」という意味だけではありません。

それは「商品」や「スキル」「お金」に変換可能で、私たちに多くの恩恵を与えてくれます。

また、魅力的な「コンテンツ」の持ち主には、多くの人が寄ってきます。

「コンテンツ」は誰が持っているのか?

初めは誰もが「コンテンツ」を持っています。

産まれたばかりの赤ん坊は「可愛らしさ」が「コンテンツ」です。

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その「コンテンツ」は両親や周りの大人たちを惹きつけ、安全な環境と食事を提供してもらえます。

また、「若さ」も立派な「コンテンツ」です。

古今東西あらゆる権力者やお金持ちが「若さ」という「コンテンツ」を求めて東奔西走しています。

しかし、残念ながら赤ちゃんの頃の「可愛さ」や「若さ」は消耗品です。

学生時代を経て成人した私たちは、「労働力」とゆう等しい「コンテンツ」を持って社会へでて、基本的には同じスタートラインに立たされます。

私の「コンテンツ」履歴書

私のスタートラインは散々たるものでした。

「失われた20年」と呼ばれる世代である私は、就職活動をドロップアウトして卒業後もアルバイト生活をしていました。

20代後半にさしかかり焦りを感じた私は、東京都が運営する職業訓練校に通いWebの知識を身に着けます。

その後、就職した会社で10年のサラリーマンの中で「コンテンツマーケティング」の知識を実地で学びました。

チームが一丸となり小さな部署を年間売上10億円の規模にまで成長させ、私は社内のWeb部門でトントン拍子に出世していくことが出来たのです。

中小企業とはいえ部長職の給与は少なくはないのです。

つまり私はWebマーケティングという「労働力」以外の「コンテンツ」を手に入れ、「お金」を手に入れたのです。

思えば、もしドロップアウトせずに一般企業に就職していたら私のその後のキャリアは限定的なものになっていたかもしれません。

「コンテンツ」はお金になる

人と違う、自分だけのオリジナルの「コンテンツ」を持つことは、その人の「商品」となり「立場」」や「収入」に影響を与えます。

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私の場合は就職活動というレールを外れたことで、他の同期と「差異」が生じました。

レールから外れることはとても怖いことですが、人と同じことをしている限りは「差異」は発生しません。

「差異」を「コンテンツ」に昇華するまでには、長い時間が必要となります。

私の場合、ドロップアウトしてからコンテンツマーケティングに出会い、成果を出して出世していくまで約10年かかりました。

しかし、スタートラインでつまづいたことで、同期とずれ、その結果「Web制作のノウハウ」や「コンテンツマーケティングの知識」の習得にたどり着いたのだと思います。

フリーランスとなった現在、私はこれらの知識やノウハウによって生計を立てています。

会社員時代、最終的には20人以上の部下のマネージメント業務でパンクし、前述のうつ病が発生する一因にもなってしまったのですが、それもまた新たな転機だと捉えることも出来ます。

まとめ

現在、
逃れることが出来ない大きな外部要因によって、たくさんの方々が、生き方や暮らしの変更を余儀なくしています。

もちろん私もその1人です。

しかし「差異」が生じてから何をやったかで、私たちのその後の10年が決まるのではないでしょうか?

敷かれたレールの上を進んでいる限り、その人オリジナルの「コンテンツ」は生み出されません。

在宅勤務で見えない未来に不安を感じていたり、既に失職してしまった方もなかにはいらっしゃるかもしれません、状況は人それぞれかと思います。

しかし、私がかつて経験した「ドロップアウト」や「鬱病」は、長い目で見ればポジティブな変化をもたらしました。

だから私はこの変化の時期に何を実行するかが、その後の10年の岐路だと考えています。

変化の渦中にいる間は、日々の状況に焦りを感じてしまいがちです。

しかし社会がどんなにダイナミックに変化しても、個人にとっての資産となる「コンテンツ」は一朝一夕では成熟しません。

実生活に突然あらわれた「差異」はじめは受け入れることが困難かもしれませんが、大切なのは毎日のちょっとした工夫の積み重ねかと思います。

現在のこの辛くハードな時期が、この記事をお読みいただいた方々の10年後の明るい未来のきっかけであることを願います。

私も10年後に振り返ってみて、より良い「コンテンツ」への礎になるよう日々コツコツとした努力を積み重ねてまいります。

ここまでお読みいただき誠に有難う御座いました。

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