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喜びを共有しただけでTwitterのフォロワーが4桁になった話

2年前に自分のスモールビジネスを始めた際、いずれ広告宣伝の手段になればと思い、軽い気持ちでTwitterも始めてみました。

しかし、結果は散々でした。

何を投稿してもなかなか「いいね」は貰えず、フォロワーさんも20人前後のまま停滞...。

しだいにモチベーションは下がり「自分はTwitterには向いていないのだ」と半ばあきらめかけていました。

しかしある日、事態が急転したのです。

ほんの少し「発信方法」を変えただけでフォロワー数が、なんと1,000名を超えてしまったのでした。

期間としては、たった2ヶ月程度の出来事でした。

この記事では、その2ヶ月間で実際に私がTwitterの運用でやったこと(やめたこと)をご紹介させて頂きます。

Twitterの運用でフォロワーさんの獲得に苦戦している方に、この記事がなんらかのヒントになれば嬉しいです。

イベントは壊滅状態に

きっかけとなったのはは2020年4月7日の緊急事態宣言でした。

私はTokyo Sampomasterというニックネームで都内周辺でイベントを主催しています。

活動内容としてはランニングやハイキング、食のイベントやトレイルランニングなど多岐にわたり、集客はMeetupやPeatixといったプラットフォームを利用しています。

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Twitterは主に「イベント告知」や「活動内容の報告」を目的としていました。

しかしご存知の通り、前述の緊急事態宣言発令により、これまでのようなイベントの開催は実質不可能になってしまったのです。

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その日からMeetupやPeatixのフォロワーさんの新規参入はピタリと止まりました。

これまで2年間コツコツと積み上げてきたものが無駄になってしまったようで、最初は相当焦ったのを覚えています。

しかし、クヨクヨ嘆いていても始まりません。

出来ないものは出来ないのです。

私はこの日を機に、MeetupやPeatixの新規フォロワー獲得は一旦キッパリとあきらめました。

そして、ずっと苦手意識があった「Twitter運用」としっかり向き合ってみようと決意したのです。

発信数を減らしてみた

私は危機に直面すると直ぐにキャパオーバーになってしまう、弱いメンタリティの持ち主です。

サラリーマン時代に鬱病を患ってからは、なるべく自分を追い詰めないように気を付けています。

そのため、今回の緊急事態に関しても「プラスの発想」ではなく「マイナスの発想」で挑むことにしました。

つまり、この危機を目前にして「新しい何かを始める」のではなく、これまで「やっていた何かを整理する」方向で考えてみたのです。

Twitterでいうと「イベント告知」や「活動報告」もしくは「日々の生活」や「食べたもの」など多岐にわたる発信は全て止めてしまうことにしたのです。

そして、これからは1日に1つだけ「フォロワーさんにとって何か意義のあること」をつぶやこうと決めました。

今何をすべきか?

私はサラリーマン時代マーケティング担当でもあったため、ランチェスターやコトラーといったビジネス戦略に関する書籍を読み漁っていた時期があります。

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その中に「弱者の戦略」として確か下記のような内容があったことを記憶していました。

1. 対象となる顧客のセグメントを明確にする

2. その対象に対し、既存のビジネスモデルがまだ対応できていない潜在的な需要を探り出す

3. その分野の需要を徹底的に満たすことで、特定分野での占有率No.1を目指す

「広告宣伝の目的」で始めたのにもかかわらず、何の成果も出ていないのですから、私はTwitterにおいて明らかに「弱者」です。

この大前提を認めて、私のTwitter運用を改めて見直したところ

①対象とするフォロワーさんが誰なのか明確化し

②その人達も知らないレアな情報を集中的に発信する

③そのレアな情報においてはNo.1の状況をつくる

今すぐ必要な対応として、ひとまずこの3つが有効だと思いつきました。

フォロワーさんは誰か?

聞くところによると、長引く自粛生活の運動不足解消で全国的にランナーさんが急増しているとのことです。

そこで私は、まず対象となるフォロワーさんを「全国のランナーさん」だけに絞ったのです。

多少乱暴ですが、これで上記①の「対象フォロワーさんの明確化」は完了です。

「ハイカーさん」や「食に興味のある人たち」など、その他のカテゴリの集客は、コンセプトがブレるので諦めました。

つぶやくテーマは一択に

私は特にこれといった特徴のない人間です。

確かにランニングやハイキングが好きですが、残念ながらこれまでそれらで特に目立った功績などはありません。

ランニングに関しては特にひどく、始めてから5年以上経過しているのですが、未だにフルマラソンのタイムは5時間きっていません。

そんなダメランナーである私が、「全国のランナーさん達」に向けて「役に立つレアな情報発信」なんてできるのか?

ウンウン唸りながら改めて考えると、なんと、こんな私でもたった1つだけあったのです。

それは「ランニングが出来る銭湯を知っている」ことです。

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あまり知られていませんが、東京周辺には500軒前後の銭湯があります。

その中でもランニングステーションとして利用できる銭湯は全部で100軒ほどです。

私は過去に「ランナーズ銭湯」と呼ばれる、それら100軒すべての銭湯を巡った経験がありました。

どんなにランナーとしてはダメダメでも、おそらく「ランナーズ銭湯」の知識だけなら誰にも負けません。

そこで、私が発信する内容は「ランナーズ銭湯」一択に絞ることに決定したのです。

思い切ってTwitterプロフィール欄の壁紙も「銭湯」の背景に変更してしまい、ヘッダー部分には大きく「銭湯ランニング」と表記してしまいました。

こうして上記②の「お得でレアな情報」の発信内容も決まったのです。

2ヶ月で1,000フォロワーに

発信する内容を決めてしまってからは、あとは1日1本のつぶやきを毎日地道に投稿し続けるのみです。

1日に発信する本数は以前よりグッと減っているので、消費するエネルギー量は以前よりずっと少なくてすみます。

それにもにもかかわらず、大変ありがたいことにフォロワーさんは毎日みるみると増えていきました。

メンタルの弱い私にとって、緊急事態下はフォロワーさんが増えていくことだけが心の支えになっていたといっても過言ではありません。

そうして、このスタイルを確立して2ヶ月程経過する頃、ちょうど緊急事態宣言が解除された頃には、なんとフォロワーさんが1,000名を超えたのでした。

これまでTwitterに苦手意識があったので、大変ありがたく嬉しいことでした。

また緊急事態によりイベントの開催が困難になってしまっていて、私自身だいぶ落ち込んでいたので、沢山のフォロワーさんの「いいね」に勇気づけられました。

その後もフォロワーさんは徐々に増え続け、今では毎日のつぶやきに沢山の「いいね」や嬉しいコメントが頂けます。

で、NO.1になれたのか?

残念ながら、Google検索で「銭湯ラン」と検索した場合1位に表示されているわけではないので、まだその領域で「No.1の発信者」とまではいきません。

しかし少なくとも、(Google自然検索で2020年7月現在)2位に私の運営する「銭湯ラン.com」がマークしている状態まではもってこれました。

これからも毎日地道にフォロワーさんに喜んでいただける発信を続けて、少しずつでも認知度を上げていきたいです。

コツは「喜びの共有」

以上、Twitter運用に関して、緊急事態下で自分なりにやったことをまとめてみました。

正直まだまだ人に語れるレベルでは無いことは自分でもわかっています。

しかしTwitter運用において、自分なりのフォロワーさんを増やすコツが1つわかった気がしています。

それは「喜びの共有」です。

銭湯を利用したランニング方法「銭湯ラン」は、ストレスに弱かったサラリーマン時代の私を何度も救ってくれました。

当時、激務でメンタルが弱っていた私は週末の銭湯ランで何度も復活しました。
(サラリーマン時代最後の一年半は、それさえ出来なくなって、結果うつ病になってしまいましたが‥。)

その時に感じた「喜び」を、今ほかのランナーさん達に共有することでフォロワーさんが増えはじめたのは事実です。

もちろんTwitter運用の正解は1つでは無いと思います。

しかし、私は今後もより多くの方々と「喜びを共有する方法」で、しばらく発信を続けてみようと思います。

以上、
ここまでお読み頂きありがとうございました。

PS.
下記が私のTwitterアカウントになります。
コチラをクリック>>

何かのご参考になれば幸いです。


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