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美しき街 尾道
喫茶店のマスターに春休みにどこか行くのかと聞かれました。
「あ、三部作の?」という返答のあった街、尾道です。宿泊は福山でそこから20分でアクセスできて便利です。
尾道三部作の相手役としていちばんに名前が挙がる尾美としのりさんの尾美って「尾道美しい」から取ったんじゃないかと思うほど綺麗な街です。(尾美さんは本名)
ロープウェイ
渡船
テイクアウトできる小さなコーヒーショップ
駅近の銭湯
私が求めるものがギュッと詰まっている街で、とても気に入りました。
千光寺ロープウェイの往復券を買って山頂へ
きれいな瀬戸内の海を眺めながら3分ほどで到着です。
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石階段の小道をちょっと下ったところに千光寺の大師堂。引いたおみくじは大吉。読めば内容は辛口。傷口に塩塗る内容なので結んできました。
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本堂では旅の記念に切り絵の御朱印を買いました。御朱印集めは特にしてないので、ちょっと気が引けるけど、帰って部屋に飾ろうと…そんなことを思っていたら、境内の売店のおじいちゃんから「これな、海の方に透かして写真撮りゃあええ」と私よりもずっと映えを気にした発言をいただきました。
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ロープウェイは往復券を買っていたものの、山頂駅まではいささかきつめの登り道。登って駅に戻るのはやめにして、帰りは徒歩で下ることにしました。
20分ほど下って商店街に到着。目星をつけていたお店は長蛇の列だったので、それもやめにして、美味しそうな尾道ラーメンの店にしました。
最近受けた打撃のためにコッテリしたものが食べれんので、背脂たっぷりの尾道ラーメンはやめにして、鯛塩レモンラーメンにしました。これがかなりいけた。
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それから渡船で向島に渡りました。
晴天のもとキラキラ光る水面を眺めながら、これまた3分ほどの小旅行。途中、船員のおじさんが乗車賃100円を回収しにきます。ええよね、こういうの。数台の車と、10台ほどのしまなみサイクリストたちが乗っていました。
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向島ではテレビで見たことのあるサイダー屋さんに行き、ラムネを飲みました。あとはパンを買って、それで終わり。また渡船に乗って、尾道に戻りました。
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尾道の駅で同行者と別れ、向かうは地元の銭湯です。Googleマップのレビューによれば、2階がサウナということで、てっきり浴場から続く螺旋階段の先にあるサウナかと思いきや、受付で「一階と二階は行き来できなくて、二階のサウナにも湯壺がある」と聞きました。湯壺て!湯壺見たさに二階にしました。
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階段を登って女の扉を開けると、地元のおばちゃんがうじゃうじゃとおって、それはもう一言で言えば愉快。
浴室に進むと、狭いところに、洗い場とサ室と水風呂と、ノーマル湯船と、電気風呂。確かに湯船がそれぞれ小さいので「湯壺」という言葉がぴったりです。サウナは90度で快適。そんなことより地元のおばちゃんの話が抜群に面白い。
千光寺の展望台や市庁舎の改修に費やした費用の話から始まり、今日の千光寺の混み具合の話では「車のナンバー見よったら、広島、呉、岡山、神戸、もうえらいところから桜を見にきよる。じっとしてられんのじゃろ。地元の桜みぃてなぁ!」と毒づきます。威勢が良くて気持ちいい。
風呂から上がって、脱衣所で涼んでいたら、わらわらとおばちゃんたちがテレビに群がってきたのです。プロ野球中継がお目当てです。
「どっち勝っとる?」
「同点」
「勝てそうか?」
「終わったらわかるわ」
ええ会話です。
「ねぇちゃんもう帰るんか?」と声をかけてくれました。大阪から旅行中で、人を待たせてることを告げると、そこからプロ野球の話になりました。
「広島は広島市から離れていても、どこもカープ一色ですね。カープの日本酒とかも売っててびっくりしました。大阪は阪神一色って感じではないですよ」
「大阪は広いからなあ、パリーグも応援するじゃろ?」
「そうですね、オリックスファンも多いです」
そんな会話が癒しとなります。
「気ぃつけてな。じゃあさいなら。」
おばちゃんたちの温かい見送りとともに、尾道をあとにしました。
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