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タダで飲めて、さらに現金までもらえる! ホストクラブの『初回無料』がエスカレートしてきました。これ、どういう商売なの?

★この記事は、1月10日に書きました。


『初回』というホスト用語があります。その店へ足を運ぶのが1回目という意味で、ホストクラブ側が設定している初回のセット料金は、これまで相場が2千~5千円でした。

 また、近年の歌舞伎町では、ホストクラブへ案内する客引き業者(通称『ガイハン』)が大発生。彼らの定番の声かけのセリフが「初回どうですか?」になっていたりもしました。言うまでも無くこの文意は、「ホストクラブにイチゲンで安く飲みに行きませんか?」ってことですね。

 しかし、最近はホスト問題を巡り、昨年の12月以降、その状況が激変しています。というのは、

①多くのホストクラブが自分たちを取り巻く状況を鑑み、客引き防止条例に対しての意識を改め、ガイハンに集客を頼るのをストップ。

②結果、新しい客をぜんぜん呼べなくなったホストクラブが、続々、初回のセット料金を0円に設定し、「初めて来店されるお客様はタダでいいから飲みに来て下さい!」というキャンペーンを開始。

 ってな感じになっているのです。

 おれは思います。

「タダでいいから飲みに来て」って、どういう大盤振る舞いなんでしょう? 一般の飲食店じゃまず考えられません。炊き出しかよ、みたいな。

 えぇ、もちろん理解はしてます。ホストクラブはボランティア団体じゃない。初回の料金を無料にしても、タダに釣られてやって来た新規客の何割かがリピートしてくれたら、それで儲かるんだろうと。

 でも、ホストクラブの動きを眺めていると、”初回無料”がエスカレートしてきているように感じます。

 だって2024年1月の現在、歌舞伎町を見渡せば、単に初回の料金を無料にするだけじゃなく、来店した新規客に対し、家電製品が当たるガチャガチャをやらせたり、現金やアマギフを配ったりなど、初回客をタダ+モノで釣ろうとしているホストクラブが散見されるんで。

 ぶっちゃけ、何だかもうコワイんですけど。

 ってことで、今回のエントリーは、今のホストクラブの現状把握の意味で、大盤振る舞いの内容が特に目を引くホストクラブをピックアップしてみます。

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