『交縁のボス』が逮捕されたんで、警察署に面会に行ってきました。大久保公園の一つのターニングポイントでは? 歌舞伎町の立ちんぼスポット、最新事情!
※この記事は、6月25日に書きました。
この6月、歌舞伎町の立ちんぼスポットである大久保公園、通称「交縁」が、一つのターニングポイントを迎えました。
いや、この言い方はちょっとオーバーでしょうか。その変化とは、大久保公園のことをよく知る人じゃないと気づいていないであろう、まぁマニアックっちゃマニアックな話なんで。
何かというと、大久保公園の有名人、一部から【交縁のボス】と呼ばれ慕われ、界隈の中心的な存在だった男性が、逮捕されたんです。容疑は、無修正のエロコンテンツを販売したなどの罪。
読者のみなさんも、6月3日の歌舞伎町の裏DVD屋の摘発のニュースはご存じですよね?
15人が逮捕されたと報じられていたわけですが、そうなんです、その中の一人が【交縁のボス】だったんです。
年齢は40代。風貌はイカツイ部類に入るんじゃないかと。仮に名前を『Aさん』としましょうか。
おれは知り合いです。知り合ったのは2年前でしたか。以来、町で顔を合わせばしゃべる間柄でした。メシを食ったこともあるし、去年の春には新宿2丁目で開かれた彼の誕生日会にも足を運んだし、時に大久保公園の突っ込んだ事情を書いた記事に関し、「仙頭さん、もう少し考えて下さいよ。書き過ぎですよ」と注意をもらうこともあったりしたけど、ぼちぼち親しく交流を続けてきた相手です。
なので、先のニュースに触れたときはかなりビックリでした。そして同時に気になったのが、大久保公園の状況への影響です。というのも、Aさんの逮捕から日を置かず、立ちんぼの女の子からこんな声が聞こえてきたんで。
「Aさん、大久保公園で女の子を盗撮してる男とかユーチューバーを注意してくれてたじゃないですか。Aさんがいなくなったんで、これからは盗撮が増える、カオスになるて怖がってる女の子割といますよ」
おれが冒頭で「ターニングポイント」としたのは、そういう声を受けての印象なんですが…。
先日、そのAさんがどこに勾留されているか、人づてに耳にしました。
新宿区内の警察署の留置所だそうです。
一応交流があった相手だし、おれは仕事柄、留置所への面会には行き慣れてもいる。よし、会いに行ってみよう!
てなわけで、6月24日の昼、その警察署へ、到着した面会室で、Aさんと顔を合わせました。
アクリル板越しに笑顔が飛んできます。
「仙頭さんが、面会1番乗りですよ」
「マジっすか!w」
何でも、逮捕されてから約3週間は、“接見禁止“が付いており、6月21日にようやくそれが外れ、本日から面会が可能になったとのこと。どんなタイミングなのやら。
面会時間は警察署の規定で15分と決められています。逮捕のこと、今後のことなどをうかがっていく。
と、Aさんがこちらの気分を察したんでしょう、ボソっと言いました。
「仙頭さん、おれのこと、記事に書いてもいいですよ」
「いいっすか。じゃあそうさせてもらいますが…」
こちらも子供じゃありませんので、世の中がギブアンドテイクだってことを知っています。
「そしたら何か差し入れしますよ。必要なモノがあったら言って下さい。入れますんで」
ギブを申し出ると、申し訳なさそうな、でも嬉しそうな表情が戻ってきました。
ほどなく、15分が経過。「今日は顔を見れて良かったです」と話を締め、面会は終了。
おれは警察署を後にすると、その足で量販店へ向かいました。Aさんから「中で(留置所内)で着る服が足らずに困ってて」と聞いたんで。
高田馬場の「しまむら」と「ドンキ」で、以下のブツを購入します。
そして、買い物を終えて帰宅すると、お次は裁縫を。どこの警察署にも定められているルールなんですが、紐が付いた服を差し入れるには処置が必要なんです。
3枚の短パンの腰の紐を抜き取り、紐を通す穴を糸で縫って潰していく。【交縁のボス】のズボンを縫う日が来るなんて、何かウケるなぁと思いながら。
でもって、処置を済ませると、すぐに再び警察署へゴー。果たして差し入れを完了させました。
てなわけで、やることはやりました。では、【交縁のボス】が面会室でおれに語った、以下の3点、
①逮捕のこと
②今後のこと
③大久保公園のこと
を書かせてもらいます。でもAさんの立場がまだ容疑者なんで、書き方にはもちろん気はつかいますが。
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