幸福とはなんぞや

地球が汚染されてるなんて話が、ウソに思えてくるな。
だがここいらの空も昔より汚れている。
砂漠ももう、ダカールの喉元まで迫っているらしい。
全て人間のやった事だ。 乱開発にコロニー落としや、隕石落とし。
人が自然から生まれた生き物なら、人が出すゴミや毒も自然の産物って事になる。
このまま人間が住めなくなったとしても、それはそれで 自然がバランスをとった結果という事だろう。

自然に慈悲なんてモノはない

昔の人間はそいつを知っていた、他ならぬ、
自然の産物の本能としてな・・・。

「だから生きる為に文明を造り、社会を造って身を守った。」

ああ。 だがそいつが複雑になりすぎて、いつの間にか人はそのシステムを維持する為に生きなきゃならなくなった。

機動戦士ガンダムUC エピソード4 ジンネマンとバナージの砂漠での会話

ポツンと一軒家

 今日、常連のお客さんが事務所へ顔を出してくれた。その方はもう80歳近いお爺ちゃんなんだけれど、未だに事業を息子さんに任せきれず、会長職としてバリバリ現役な人だ。

 そんな人が、昨日『ポツンと一軒家』を見て、思うところがあったらしい。

俺あの番組好きで良く見るんだけどさ、昨日はニュージーランドの夫婦に密着してたんだね。
旦那さんの方が3度目の結婚、奥さんが2度目っていったかな。
お互い88歳とかそのぐらいの歳なんさ。
なにもない島に移り住んでさ。
終の棲家にするんだね。
欲もなく、あるモノだけで生活をする。自給自足の生活。
あの番組を見た時、『こういう生き方があるんだ』って考えさせられたよ。
俺は欲まみれに生きてきたから、だからこそ眩しかったんかね。

 このお話を窺った際、最初に頭に浮かんだのが冒頭のガンダムユニコーンの世界の会話でした。

 この他にもユニコーンは台詞回しがとても素晴らしいので、ガンダムだからと毛嫌いせずに是非見てほしい作品ですね。

ガンダムUCと統計から考える幸福

 人は自らの暮らしを良くする為に社会を作った。だけど悪用する人も絶えないので秩序も作った。良かれと思って造ったそのシステムを維持する為に、我々は生き方を難しくしてしまった。

 善意から始まった物語のハズなのに、何故かこの世の中は生きづらさを感じる人が増えている感覚がある。

 統計学的には、幸福の絶対数は増えているのだという。たとえば初等教育を受けた人間は、世界的にみても9割を越える子供達がいるという。

 何となくイメージ先行で、特定の国の人々は受けられていない、可哀想、とネガティブイメージを持つ人も少なくないと思いますが、それは違うんですよね。

 でも、教育を受けられたら幸福なのか。それもまた難しい問題で。

お客人との会話に戻ると、

結局はその人その人の心の持ち用でしか無いんだわねぇ。お金があるから幸福とか、無いから不幸だとか。
そんなのは無いんだ。だけど明日のおまんまを食べる為に俺は今日汗を流すんさ。
ニュージーランドの夫婦にはなれないけど、俺は俺で80近くまで仕事続けられて、幸せだと思うんだよ。

 仕事を続けられるから幸せ。

 そういう価値観もあるのだなあ、私なんかは出来ることなら働きたくないと思う人間ですからね。
 かといってニュージーランドの老夫婦のように自給自足の生活に憧れは無い。

 幸福ってなんでしょうね。少なくとも、経済学では幸福になる方法は学べなかったなあ。
 幸福学なんて学問、どこかに無いものでしょうかね。(notカルト)

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