ジブリは教養基礎科目
一定の人数のジブリアンチがいる事も承知の上で私はこう断言したい。
ジブリとはアニメーションでもあるが、ジブリはジブリ。そういったジャンルの教養といっていい。
ネタバラシをするつもりはないですが、現在公開中の『君たちはどう生きるか』、この作品は間違いなく過去の宮崎駿作品を見ていた方が解像度が上がる作品です。
なので今日は(多分今日だけでは終わらない)、宮崎駿の長編アニメーション作品と私の人生との関わりを話していけたらと思います。
初見で見ていた当時と、今になって思うところとの違いを書けたらいいなと思います。
魔女の宅急便はテープが擦り切れた
VHSの時代に生まれ育った私は、録画された金曜ロードショーの魔女の宅急便を、3歳ぐらいの頃に毎日見ていたそう。
そう、本当に毎日、それどころか本編が終了したと同時に巻き戻しボタンを押し、日に3回は見ていたのだそう。
子守りをしてくれていた両親や叔母が「頼むからもう勘弁してくれ」と嘆くほどだったそう。
それほどハマった本作。自分の心の琴線のどの部分触れたのかはイマイチ分からないのですが、
・ジジかわいい!
・キキかわいい!
・ミルクがゆマズそう
・(カボチャとニシンのパイを届けたあの子)ムカつく!
・なんでジジ喋れなくなったんだろう?彼女に夢中になっちゃったから?
子供の頃抱いていた感想はこんな感じでしょうか。
しかしこれが大人になって改めてみるとそれぞれ感想は違ってきて、
・ジジかわいい!(変わっとらんやんけ)
・キキかわいい!(変わっとらんやんけ)
・ミルクがゆ食べてみたいなあ(まだ食べたことないんかい)
・まあ・・・友達を招くようなパーティに、子供受けしなさそうな料理を送ってくるっていうのは、おばあちゃんとしては孫か可愛くてしょうがないのは分かるけど、思春期の孫の立場になったら嫌は嫌よなあ。
・なるほど、ジジが喋れなくなったんじゃなくてキキの魔法力が落ちたんだ。
みたいな感じに視点は変わるんです。宮崎駿はいつだって子供向けの作品を作り続けてきた人だと思います。
だけど大人になってみたらなったで、やっぱり感覚は変わるものなんですよね。
それがジブリの凄いところだと私は思います。
バルス!を言う為に大人になってからみたラピュタ
ランキングとか見ずに書いてますけど、恐らく『あなたが一番好きな宮崎作品は何ですか?と聞いた時、まあトップ5入りするであろう作品が、天空の城ラピュタと風の谷のナウシカだと私は思っています。
が!私この両作品ともに、通しでしっかり見たことあるの1回か2回がせいぜいなんですよ。
何で?と聞かれても分からないんですが、冒険活劇的なものがそんなに好きじゃないのかなと思います。
他の監督作品や漫画だとそんなことないんですけどね。王道ボーイミーツガールたる天空の城ラピュタなんて、私本来大好物なはずなんですけどね。
とはいえ勿論見たわけです。きっと大学生の頃にはじめて最後まで見たんだと思うんですよ。
それもこれも、ネット民大好きムスカ大佐のおかげです。
・三分間待ってやる!
・見ろ!人がゴミのようだ!
・バルス!
・目がぁ~目がぁ~
・40秒で支度しな!(人が違う)
・ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(ムスカ大佐の本名)
後にも先にもこの1回しか見ていないもので・・・これ以上の感想ってないんですけど、それこそTwitterを鯖落ち(サーバーを落とす程の負荷をかけること)させる事に加担したいが為に金曜ロードショーを友人たちと実況していました。反省はしていない。
こんな感じに一応一通り全作品少しずつ語っていって、その内に君生きのパンフレットなんかも発売されちゃったりなんかして、大いにネタバレしていい時期を待とうと思います。また次回。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?