美化

 小学校の頃、JRC委員会委員長だった私です。

 そもそもJRC委員会ってなんやねんって、今でも思っているので調べてきました。

JRCとは Junior Red Cross 、訳すると青少年赤十字の事を指す略称を指す言葉。

 なるほどね!小学校の頃からずっと疑問に思っていた謎が、20数年越しに解けました!
 子供の頃に大人にでも聞けばよかったんでしょうけど、疑問には思いつつもJRCはJRCだろうとしか思っていなかったのでしょう。
 そんなもんです。

 そもそもJRCの活動って全国的にあるものなのでしょうか?これが実はうちの自治体とか新潟県だけの文化だったら驚きますよね。

 今日のタイトルと何の関係が?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、JRC委員会の主な活動内容が、赤い羽根共同募金の募金活動や、地域のクリーン活動だったりしたんですよね。要するに美化活動じゃないですか。
 逆に私小・中・高・大と進みましたけれども、いずれにも美化委員会なんて組織はなかったんですよね。

 私の中で美化委員と風紀委員は空想上の世界の組織。

ときめき

 最近、ちょっとだけ。本当にちょっとだけですが、久しぶりにときめきメモリアルを感じてしまう異性に出会いました。
 といっても、先週のクソみたいな飲み会でご一緒しただけです。しかも私は18時きっかりから参戦するも、彼女は会も佳境となった7時半過ぎに遅れてやってきたので、ほぼ会話する事なく終わってしまったのですけれども。

 で、この手の話題が挙がると常に同僚の50代女性が物凄く盛り上がってくれるわけなんですけど、私はその同僚に話せば話すほど、冷めていくところがあって。

 それが何故かっていうと、多分数年前の失恋から立ち直れていないんだなあ~と思います。

恋を失う

 ちなみに私の言う数年前の失恋というのには2つありまして、

 1つは結婚前提に付き合っている恋人がいる事に露ほども気づかず、積極的に誘い2人で飲みに行った際に告白するも「人として好きって意味かと・・・」と、とんでもない勘違いをされてしまった失恋と、

 もうひとつ、当時付き合っていた彼女から建国記念の日に電話がやってきて、「別れよう」と言われた2つあります。「私側の問題だけれど、結婚が考えられない。そんな関係はやめた方がいい。だから私は好きじゃなくなった。普通になった。」と言われ、フラれました。

 今日話すのは後者の方です。というか前者の方は今後話す気もないし、これ以上のオチもないのでこれでおしまいです。

結婚前提の男と、結婚は絶対しない女のホコタテ

 彼女はご両親の仲が上手くいかなかった家庭で育ったそうで、それを間近で見ていて「結婚生活は地獄」と良く言っていました。

 一方の私はこんな良縁は金輪際無いと心に誓い、付き合った当初から結婚を前提として付き合わせていただいておりました。
 というか、(内縁とか事実婚とかカタチはどうあれ)結婚前提じゃないお付き合いって、ハナから別れる前提で付き合うって事になるじゃないですか。私にはそれが考えられなくって。
 だからそうした思いでいたというだけの、ヨワヨワ矛です。

 対する彼女は、上記の通り絶対に結婚はしないと心に誓った女性。そのガードは堅く、タイミング的には何回か機会はあったと思うのですが、私からの提案を尽く跳ね返していく最強盾

 ホコタテにもなってない目に見えた勝負ですね。でもそんなヨワヨワ矛でも、いずれは盾を破壊できなくともすり抜ける自信だけはあったんです。根拠もなくね。

 それが出来なかったのは、これはもう自分の至らなさに尽きるわけですけれども。とはいえね、2人いてはじめて結婚というものは成るわけですから、一方が結婚結婚と騒いでもしょうがないんです。

新しい恋よりも失った恋の方がハードルが・・・

 で、ときめきの話に戻るわけですが、この年齢になってくると、新しい恋を始めるハードルが極端に高くなってしまっているんですよね。

 そもそも彼女の連絡先を知らないし、いや知らなくはない。勝手に突っ込まれたグループライン上で、相手のアカウントは知っている。
 でもそれは正規のルートで知り得た情報じゃない。

 だから私から連絡は取れない。仮に取れても何の話をするのか、彼女の情報が無さすぎるし、私も私で彼女に知られていなさすぎる。お互いを知るためにデートの約束を取り付けるのだって、面倒くさい。

 こういう事を考えていると、失恋先の方に復縁でも持ちかけた方が気が楽なんじぇねえかと思うわけです。
 4年前まで遡っちゃうけれども、お互いの事はそれなりに知っている。そうした事前情報やらを全てすっ飛ばせるこの人にもう一回お願いしますと言うほうが楽なんじゃないかと。

 それを同僚に話すと、それまで滅茶苦茶人の恋路で楽しんでいた人が、物凄く真剣な語りに変わるんです。

それは思い出を美化しすぎだね。良い子だった事は認める、だけど仮に再会できたとして、いざ会って見た時にアナタの中のその子と、目の前に対峙するその子は、まず間違いなくギャップがある。
そしてそのギャップはアナタの理想のその子を越えてくる事は無い。200%無い。
まして4年も経ってれば向こうさんももう相手がいたっておかしくないわけで。
その事実にアナタはまた苦しむ。四の五の言わず新しい方へ行け!


 そう至極真っ当なド正論で、ウジウジと過去の恋愛沙汰に思いを馳せる男を真っ二つに斬って落としてくれる。最高の同僚であり、親友です。

 私はこの同僚さんと結婚したかった。(既婚女性)

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