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書くを研究する「sentence LABO」、YouTube企画「sentence LIVE」が始動! ——sentenceおたより【如月】

こんにちは!sentenceコミュニティマネージャーの花田です。年が明け、あっという間に過ぎ去った1月。1ヶ月に29日しかない2月はさらに早く過ぎ去っていくはずなので、いつも以上に日々噛み締めていきたいなと思います。

如月号では、sentenceで今年から始動した2つのイベントをご紹介します。先月同様、sentenceメンバーによる「執筆後記」、ライター必読本の紹介「sentence Library」も用意していますので、最後までお見逃しなく!

「あの文章はなぜ読まれるのか?」を紐解く!書くを研究する「sentence LABO」


sentenceが大切にしていることの一つに、「書くを学び合う」があります。これを体現すべく、オンラインイベント「sentence LABO」が始まりました。

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正解を一方的に習うのではなく、コミュニティメンバーの視点や知見を生かして私たちなりの解を模索し、学びを共有していきます。

第一回目は、多くのビジネスパーソンから支持されるWebメディア「新R25」を分析!「タイトル」「ビジュアル」「表現」「構成」「企画」などの観点から、読者がシェアしたくなる面白い記事のポイントを話し合いました。

当日は「タイトルには問題提起と解決策がセットになっている」、「1パラグラフの文量が少ないので読みやすい」、「インタビュアーが(あえて)顔を出すことで感情移入しやすい」といった意見が……。議論は予想以上に白熱し、結果的に30分も延長することに!!

盛り上がった議論の内容は、後日公開するレポートに詳しくまとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

シリーズ化希望の声多数!「sentence LIVE」でプロ思考にクローズアップ

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「自己流で文章を書いてきたけど、スキルが伸び悩んでいる」「編集者視点で原稿を見るポイントが知りたい」

そんな悩みを抱えた方の助けになるべく、オンラインでプロのライティング、編集スキルを学べる「sentence LIVE」を開催していきます。現役で活躍されているライター、編集者をゲストにお招きし、知見を共有いただきます。

第一回目は、YouTubeライブを使った「リアルタイム赤入れ会」を実施。細やかな編集視点・思考にクローズアップするため、現役編集者による赤入れの様子をリアルタイムで配信。どのような視点で原稿をチェックしているのか、そのプロセスをともに辿りました。

「Webメディアの記事は、テレビ番組に似ていると思います」

プロの編集者として当日出演いただいた長谷川賢人さんのこの一言を皮切りに、イベントは本題へと入り込んでいきます。

記事に盛り込んだ情報は重複していないか、書き手の主観に偏った表現になっていないか、その写真やキャプションに意図はあるか……など、ライターがドキッとするような指摘が次々と飛び出しました。

イベント終盤、YouTubeのコメント欄には「シリーズ化を希望します!」といった声が多数。Twitterでも「#リアルタイム赤入れ」でポジティブな感想を多くいただきました。

これを受け、sentenceでは第2弾の赤入れ会の企画が進行中!近いうちにイベントの詳細を共有したいと思いますので、今しばらくお待ちください :)

学びのタネ!今月の執筆・編集後記

sentenceメンバーによる持ち回り企画「今月の執筆・編集後記」。執筆・編集した記事について振り返るコーナーです! 工夫した点、苦労した点など、感想と学びを共有してもらいます。

今回は、ゆかさんです。女性メディア「かがみよかがみ」に寄稿されたコラムの執筆後記を書いていただきました!

この記事は、ゆかさんが「ガチフィードバック部屋」に投稿し、sentenceメンバーから寄せられたアドバイスをもとに再考したもの。以下、その中から抜粋した文章を紹介します。

素直に言って「練れてないな」と思いました。こういうことがあった、という描写はできていますし、怒りの激しさはよくわかるのですが、いまのままだと「怒っているだけ」なんですね(…)まとめると「視点を複数持って問題の本質に迫る」「迷いがあるなら迷いがあると素直に書く。そうでないなら筋を通す」というところでしょうか(…)ここではゆかさんの考えがおかしい、とか穴があるとかではなくて、ゆかさんが「考える過程・書く過程」を経たことが大事なんですね。でも、この手の考えってその場で確実に決まるものでもなくて、その時時で移り変わりものです。何度も同じテーマを書くことでわかることもあれば前の考えは浅かったな、と気づくことが多々あります。だから、あくまでも「今の私はこう思う」という「暫定的な思いであること」を意識して書いてみるといいかもしれませんね。


修正後、相談に乗ったsentenceメンバーからは「めちゃくちゃ読みやすくなりましたね!」と賞賛の嵐が巻き起こるほど。

この一件を経て、ゆかさん自身はどんな学びを得られたのでしょうか?

記事を執筆する過程で学んだことは「相手に寄り添いつつも、自分の主張は通せる」ということです。これまで、私の記事は「相手のことを考える余り、軸がぶれた記事になってしまう」ことが多かったので、大きな発見でした!最初に記事を書いた時は「ただ怒っているだけ」で、そこに「私なりの思考の過程」は何も見られませんでした。そこをご指摘いただいたお陰で「私は、なぜ怒っているのか」「相手は、なぜその行動をしたのか?」を、納得いくまで考えることが出来ました。それが、最終的なアウトプットに繋がったと思っています。今後、「出来事」をそのまま受容するのではなく、「自分の感情」と「相手の感情/出来事が起きた理由」を分けた上で、深掘りする力(論理的な思考を促す質問力)をもっとつけたいです。それが、新たな視点を加えて記事を書く力になるのではと思っています。

sentence library 〜今月の一冊〜

「sentence library」では、sentenceの中で話題になった本や、「書く」に関わるおすすめのコンテンツを紹介していきます。

今月のテーマは「いつも手元に置いておきたいライティング本」です。

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) | 古賀 史健

「話すこと」と「書くこと」は別の行為であるという前提のもと、書く技術を記した書籍。ベストセラー「嫌われる勇気」の著者である古賀史健さんが、20歳の頃の自分に語りかけるように丁寧に、生涯を通して使える文章の基本を書いてくださっています。

はじめて仕事としてライティングをする際、先輩編集者の方から「必修本」として渡された思い出深い本です。いつでも基本に立ち返るよう、文字通りいつも机の定位置に置いています。

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以上、2月のsentenceおたよりでした。今月もさまざまなオンラインイベント、学びの場をご用意していきますので、ぜひお楽しみに!

入会希望の方は、下記のオフィシャルHPからお申し込みください :)

▼sentence オフィシャルHP:https://sentence.inquire.jp/

▼sentence Twitter:https://twitter.com/sentencejp

▼sentence Facebookページ:https://www.facebook.com/sentencepage/


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