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薄い文庫本を作った話0

これは、アラフォーが知識ゼロから同人誌をつくる、という話である。

昨年春ごろから某ドラマにがっつりとハマった私は、これまたありがちな形で二次創作の門を叩き、多くの人間がそうであるようにpixivなどに出入りするようになった。
本なんて作る気なぞ、最初はさらさらなかった。
web上に書いてあるものにハートを頂けるだけで十分だった。

しかし、この世は金次第。お金があれば月にでも行ける。
最近の同人誌は少部数からお手ごろなお値段で作れるらしい。
いい大人になってしまって、自由になる小金があるのも良くなかった。
そうなると好奇心が先だって、不惑の記念に大いに惑いまくった薄い本を作ろうと、私はあっさり決意する。こういう悪巧みに対する行動力は、昔から驚くほどあるのだ。いやむしろ、悪巧みこそ我が人生の原動力なのかもしれない。

それは私の、沼活動のゴールとすべき、一つの目標だった。
(実際には全然違うオチになるのだが)

次回から数回に分けて、薄い本づくりの話を、記録も兼ねて書いていこうと思う。
本を作りたいと願うあなたのお力に、ほんのすこしだけ、なれるかもしれない。

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